DTM用デスクトップパソコンのおすすめを紹介【最適なPCで快適に】

こんにちは。Lostmortal@DTMブログ (@lostmortalmusic) です。

DTM 用のパソコンは、ハイスペック・大容量・高コスパなデスクトップ PC を基本はおすすめします。その詳しい理由と、具体的なおすすめの機種を紹介していきたいと思います。

デスクトップPCとは

デスクトップ PC、デスクトップパソコンとは、持ち運びを考慮していない据え置き型のコンピューターです。

コンピューター本体と、モニターやキーボード、マウスなどが別になっており、互いをケーブルで接続して使う形式になっています。

昔ながらのパソコンの形ですね。

コンピューター本体とモニターが一体になったタイプもありますが、性質的には持ち運べないノートPCみたいな印象がやや強いですね。。

デスクトップPCを選ぶメリット

DTM 用に PC を選ぶ際は、自宅やスタジオに常設して持ち運びを考慮しないのであればデスクトップ型の PC を購入することをおすすめしています。

イマドキ、デスクトップ PC ってもはや聞き慣れない存在かも知れませんが、音楽制作を快適に行えるような高スペックの PC を探す場合は、今もデスクトップ型が強いと思います。

具体的なメリットとしては以下が挙げられます。

  • スペックに対するコストパフォーマンスが高い
  • 拡張性・カスタマイズ性が高い
  • メンテナンス性が高い
  • 熱対策をしやすい

セパレート型のデスクトップ PC は↑このようにコンピューター本体が独立した筐体になっています。

このためスペースなどの制約を気にすることなく高いスペックを詰め込みやすいんですよね。結果的にスペックに対するコスパも良くなります。

この箱を開けて中身を自分でカスタマイズしたり、掃除したりすることも出来ます。ノートだとこれは出来ません。

構造上、ノートよりも熱を逃しやすいですし、巨大な冷却ファンを装備することも出来ます。熱ダレして処理能力が下がる現象を防ぎやすいです。

また、DTM では割と必須ですが、ストレージを追加設置する際はこの箱の中に入れてしまえるので、高スペックを追い求めていくと結果的にデスクトップのほうが省スペース、なんてこともあり得ます。しかも内側から sata などでストレージを繋いだほうが外付けの USB などで繋ぐより処理も高速になります。

基本的に持ち運びができないこと以外はメリットだらけなんです。

機種の選び方

ではデスクトップ PC の中でもどんな機種を選べば良いのでしょうか?

DTM 用の PC を選ぶ際に考慮したい基本的なポイントについては以下の記事で詳しくまとめていますが、欲しいスペックについて抜粋したいと思います。

欲しいスペックについての抜粋がこちら。

  • CPU:Core i5以上、できれば i7(Ryzen5 できれば Ryzen 7)
  • メモリ:8GB以上、できれば16GB以上(32GBなど)
  • ストレージ容量:OS用と別に2TB以上(SSDもあると良い)
  • Windows or Mac はどちらでも良い

なお OS 用のメインストレージですが、最低でも 256GB 程度はないとスグにパンパンになってしまいます。

さて、これを満たせるものはにはどういった選択肢があるのかを見ていきたいと思います。

Windows

Windows PC の場合であれば、BTO パソコンというものが非常におすすめになります。

BTO とは、Build To Order の略で受注生産のことですが、秋葉原などにあるパソコン専門店のオリジナル商品、という解釈で概ね良いです。

BTO パソコン最大のメリットとしては、高スペックでありながら割安のPCを購入できる点にあります。

その他、DTM に BTO パソコンがおすすめな理由は下記の記事に詳しく書いています。

こういった BTO ショップを利用して、必要なスペックのPCをカスタムオーダーを駆使しつつ安価で手に入れる、というのが最もおすすめな選び方になります。

Mac

Mac の場合は説明不要かと思いますが Apple 社1択になりますね。

全体的に割高ですが格好良いイメージからクリエイティブ系の人には人気です。

また Logic や Digital Performer といった専用ソフトがあります。(Windows にも専用ソフトはありますが)

Mac におけるデスクトップ型の選択肢は、比較的安価な Mac mini、モニター一体型の iMac、ガチ勢向けの Mac Pro があります。

Mac の場合、DTM で使い物にならないような低スペックの商品展開はそもそもされていないので、最悪どれを買っても大失敗にはならないと思います。とはいえ予算と自分の用途に合ったものを選んでいきたいところ。

また、Apple Store で購入することで BTO と同じ様にスペックのカスタムオーダーが出来るので、これを駆使するのもありですね。Mac mini をカリカリにチューンするようなことも可能ですよ。

おすすめの機種

以上を踏まえて、具体的におすすめできる機種を紹介していきたいと思います。

スペックは年式や細かいモデルやキャンペーンやカスタマイズ内容等によって違ってくるのであくまで参考程度にお願い致します。

Windows(BTO)

当記事では BTO パソコンは代表してドスパラの商品からピックアップしています。

ドスパラ以外の BTO ショップのおすすめ機種は先の記事にまとめていますので、よかったらそちらも参考にして頂ければと思います。

ドスパラ raytrek MX

  • CPU:Core i7-9700
  • メモリ:16GB
  • グラフィック:GeForce GTX 1650
  • ストレージ(メイン):1TB SSD
  • ストレージ(サブ):-
  • 価格:106,980円(税抜)

ドスパラのクリエイター向け PC のエントリーモデルにあたる機種です。

エントリーモデルとはいえ、Core i7 + 16GB という仕様は DTM をやる分には過不足の無いスペックといえます。

お値段は執筆時点で約11万円+税となりますが、このスペック帯の PC としては驚異的なコストパフォーマンスの良さです。

ドスパラ raytrek AT

  • CPU:Ryzen 7 3700X
  • メモリ:16GB
  • グラフィック:GeForce GTX 1650
  • ストレージ(メイン):250GB SSD
  • ストレージ(サブ):1TB HDD
  • 価格:114,980円(税抜)

AMD 製の CPU (Ryzen 7) を搭載しているのがこちらの機種。

近年 AMD 製の CPU は同程度の Intel 製品 (ここでは Core i7) よりも1ランク程度上の性能を叩き出しており、よってこの機種も CPU 性能に強みがあります。

基本構成は上記の raytrek MX と同程度ですが、CPU 性能を活かして高スペックにカスタムオーダーをしていくとかなり割安になってくるのでおすすめです。

ドスパラ raytrek LC-M

  • CPU:Core i7-9700
  • メモリ:16GB
  • グラフィック:Quadro P620
  • ストレージ(メイン):1TB SSD
  • ストレージ(サブ):-
  • 価格:129,980円(税抜)

私が実際に使っている機種がこちらになります。

Quadro というクリエイター用途に最適なグラフィックボードが搭載されている点が特徴であり強みです。(一般的な GeForce はゲーム向け)

購入した当時の定員さん曰く、ドスパラのクリエイター向け PC の中でも人気機種とのこと。コストパフォーマンスに優れつつ、必要にして十分な非常にバランスの良いスペック。

人気機種ゆえかちょっとした割引やセール対象になっているタイミングも多いです。

個別記事を書きました↓

ドスパラ raytrek ZV

  • CPU:Core i9-9900K
  • メモリ:32GB
  • グラフィック:GeForce RTX 2060 SUPER
  • ストレージ(メイン):512GB SSD
  • ストレージ(サブ):4TB HDD
  • 価格:189,980円(税抜)

Core i9 という Core シリーズ最高峰の CPU を搭載している中でもコストパフォーマンスに優れているのがこちらの raytrek ZV です。

メモリも32GB、ストレージも大容量ついてきて、他の部分がおざなりになっているわけでもなく、むしろ全体的にかなりのスペック。

このスペックで税抜19万円を切るというのは凄いですね。

Windows(その他)

OM FACTORY Sound Cube

  • CPU:Core i7-9700K
  • メモリ:32GB
  • グラフィック:UHD Graphics 630
  • ストレージ(メイン):500GB SSD
  • ストレージ(サブ):1000GB SSD + 6TB HDD
  • 価格:350,000円(税込)

※上記は中間グレード「Standard」のスペックです。

音楽制作専用 PC ということで Rock oN Line で取り扱っているのが OM FACTORY の Sound Cube というマシンです。

グレードは Elements、Standard、Extend の3展開で、グレード展開もどことなく DTM 機材っぽい雰囲気で良いですね。

用途はプロ向けという印象ですが、DAW を安定的に動作させることに特化して設計されている点は他の PC ではあり得ないポイントあり、価格相応の価値はこの点にあると思います。

数値上のスペックとしてはメモリとストレージ容量が突出しており、Windows デスクトップなのでさらなる拡張も可能。

純粋なスペック対コスパだけ見れば BTO には敵いませんが、DTM 専用設計という唯一無二の仕様は個人的にも非常に気になる存在です。

Mac系

Mac mini

  • CPU:Core i5 (3.0GHz)
  • メモリ:8GB
  • グラフィック:UHD Graphics 630
  • ストレージ(メイン):512GB SSD
  • ストレージ(サブ):-
  • 価格:122,800円(税抜)

※上記は6コアタイプのスペックです。

デスクトップ型 Mac の入門機種が Mac mini になります。その名の通りコンパクトでスマートな筐体が素敵。

買ったままのスペックだと、ダメではないですがちょっと辛いとは思うので、カスタムオーダーで CPU かメモリ(出来れば両方)をグレードアップした方が良いです。

外付けストレージも購入必須になってくるので、なんだかんだコスパは良くないですが、Mac 派はまずこちらを検討すると良いと思います。

iMac

  • CPU:Core i5 (3.0GHz)
  • メモリ:8GB
  • グラフィック:Radeon Pro 570X
  • ストレージ(メイン):1TB Fusion Drive
  • ストレージ(サブ):-
  • 価格:199,800円(税抜)~

※上記は27インチモニタタイプのスペックです。

モニターとコンピューター本体が一体型ののタイプの Mac です。

Windowsだと基本的にこのタイプはあまり推奨できないのですが、iMac の場合は残念スペックでもないし、イケてるイメージからか使用者もそれなりに居ると思われるので、選択肢に入れても良いと思います。

スペック的には Mac mini と同程度なので、余裕があればカスタムオーダーしたいですね。お値段は決して安くはないですが、その代わり Retina ディスプレイはとても綺麗です。

執筆現在、ガチ勢向けの iMac Pro というものも出ていますが、それなら Mac Pro で良いような…?

Mac Pro

  • CPU:Xeon E5
  • メモリ:16GB
  • グラフィック:FirePro D500
  • ストレージ(メイン):256GB PCIeベースSSD(通常の SSD より速い)
  • ストレージ(サブ):-
  • 価格:298,000円(税抜)~

※上記は2018年モデル(ゴミ箱型の最終モデル)のスペックです。

ガチ勢向け Mac といえば Mac Pro です。PC に知見のある DTMer の憧れになっていると思います。

CPU はサーバーなどに使われる業務用の Xeon 搭載しており他とは次元が違います。容量系こそ控えめですが当然ながら全体的ににガチガチで、これを買ってしまえば処理能力に困ることはまずないでしょう。(容量系は別途追加するなりカスタムしても良いです)

所有欲の満たされかたも半端ないと思います。

執筆時点で、写真のいわゆる「ゴミ箱型 Mac Pro」は世代交代のタイミングにつき割安になっています。買うなら今かも。

モニタや周辺機器は別売を想定すべき

当記事で紹介したようなハイスペックなデスクトップPCの場合、基本的にはコンピューター本体のみの販売となる事が多いです。

つまり、モニタやキーボードなどの周辺機器は別売という事になりますので、この点は注意が必要です。

※カスタムオーダーの際に一緒に付けることが可能な場合もあります。

周辺機器を持っていなかったり新調したい場合は、それらを含めた予算を組むようにする必要がある点はご留意ください。

裏を返せば、既に持っている機器が勝手に一緒に付いてくる事がないという事は、必要な部分にのみ無駄なく投資できるという事でもあります。

まとめ

PC が残念だと、DAW が固まったり、落ちたり、ノイズがブチブチと入ってしまったりと、DTM を快適に行うことが困難になってしまいます。

そうならないように、ちゃんとしたものを選びたいですよね。まして安い買い物ではありませんから、PC 選びはぜひ後悔のないようにしたいところです。

納得の行く買い物のお手伝いができれば幸いです。