ベースのドロップCチューニングはこれでOK!な弦まとめ

以前にベースでダウンチューニングをする際の弦の選び方についての考察記事を書きましたが、その後の自身の経験を踏まえて、今回はドロップCチューニングに絞って考察、おすすめの弦を紹介していきたいと思います。
ドロップCチューニングとは
ドロップCチューニングとは、一番低い弦(ベースだと4弦)を2音下げ LowC、他を1音下げにするチューニングです。
2000年代のメタルコア等で多く採用されていたイメージがありますが、現在も非 Djent 系のラウドミュージックでは採用率が高いチューニングのように思います。
ベースのドロップチューニングについて
ギターの場合、一番低い弦を1音多く下げることで、パワーコードを指1本で弾けるようになり、ヘヴィリフの演奏性が向上します。
このためメタルやハードコアなどのラウド系音楽でドロップチューニングはよく採用されます。
しかしベースの場合、低音弦のパワーコードを弾くことは滅多にないため、それ単体でドロップチューニングを採用するメリットは特にありません。
ですが、この手の音楽はギターで作曲される場合がほとんどであり、リフはギターとベースでユニゾンする場合がほとんどなため、ギターと押弦ポジションを合わせる目的で採用される場合があります。
私もこの理由でドロップチューニングを採用しています。
押弦位置を合わせておくことで、スタジオで細かいところを詰める際などに混乱しににくくなりますし、想定外の無理なポジショニングが発生するリスクを避けることが出来ます。
場合によってベースでもドロップチューニングを採用することはあるという事ですね。
ベースのドロップCは弦の選定が難しい
ベースはギターに比べると弦のゲージセットにバリエーションがなく、ドロップチューニング、特にドロップCに関しては選択肢が微妙なところです。
4弦ベース用ゲージセットの殆どが、45-100 とか、45-105 とかですよね。
最もオーソドックスな弦の一例はこんな感じ。
1~3弦はともかく、4弦に関してはここから2音下がるわけなのでこのままでは少し厳しい。
しかし4弦 .105より太い弦の選択肢がかなり少ないんですよね。
かといって5弦用の2~5弦を張ると今度は1~3弦が固すぎてしまいます。
ではどうするか。
とりあえず4弦を基準に考える
4弦Cは5弦レギュラーのBより半音高い音になるので、5弦用ライトゲージの .125は悪くないです。
ダウンチューニング特有のルーズな質感を出したいならもう若干細いゲージの方がしっくりくる場合もあります。但し前述のように選択肢は少ないですが…。
そう考えると4弦は .115~ .125くらいで張りたいところです。
1~3弦は
1音下げになりますので、ダウンチューニング的な質感も踏まえると基本的なゲージで概ね問題ないでしょう。
但し、3~4弦間のゲージ差が開きすぎると、音、特に量感が3弦と4弦とで結構変わってしまうのでそこに関しては注意が必かなと思います。
3弦は一般的に.85が多いので若干太くして.90か.95でも良いと思います。
弦を選ぶ
ここまでで何をどう選んでいくべきかは大体見えてきたかと思います。それでは実際に選択肢となる弦をご紹介していきます。
D’Addario EXL160BT
以前の記事でも若干紹介しましたダダリオのこちらの弦。
各弦のテンション感の差を埋めることを目的としたバランスドテンションというシリーズですが、こちらの160BTに関してはゲージセットが
.50 .67 .90 .120
と低音弦に行くにつれて太くなっており、まさにドロップCに最適な弦といえます。音はベース弦の基本EXLシリーズなので安心。
ghs Bass Boomers H3045
2019年7月時点での筆者の愛用です。
よく見かけるけど見落としがち(?)な ghs から丁度良い感じのヘヴィゲージが出ていました。
.50 .70 .95 .115
音的にもジャンルにバッチリハマる感じ。詳しくは下記でレビューしています。
DR DDT-55
恐らくベースでは唯一のドロップチューニングも想定した弦と思われるDDT(Drop Down Tunig)シリーズのベース版。
チューニング下げてテンションが緩くなっても崩壊しない設計になっているらしいです。
幾つかゲージセットがありますが、こちらのDDT-55が
.55 .75 .95 .115
となりドロップCには最適かと思います。まだ未購入なのですがいつか試してみたい弦です。
Jim Dunlop Heavy Core 55120
サウンドハウスに売っていないので最近まで見落としていましたが、Jim Dunlopからなんだかそれっぽい弦が出ていました。
.55 .75 .100 .120
3弦もかなりイカツイので全弦下げでも良さそうですが、これは気になりますね~。今度試してみたいと思います。
R COCCO RC5A
リチャードココの5弦用ライトゲージの 2-5 弦を張る戦法。
ちょっと4弦意外は固くなりそうですが、これくらいならいけるかも?と思ったので紹介しておきます。リチャードココの弦自体がとても良いですしね。
リチャードココの弦については下記で詳しく紹介しています。
エリクサーバラ弦
▶ELIXIR / エレキベースバラ弦 通販|サウンドハウス
私がおすすめしたいのが、エリクサーのバラ弦で1本ずつ揃えるという手法。
ギターの時にも思いましたがエリクサーの弦は弾きやすく、音は扱いやすい優等生な音ですね。
エリクサーはセット弦だと丁度良いものが無いですが、バラ弦の種類が豊富なので、バラ弦を4本購入して張りました。
ゲージは高い方から、
.50 .70 .95 .125
です。1,2弦は .55 .75 でも良いです。ここはお好みで。
エリクサーの弦(Nanoweb Nickel)については下記で詳しく紹介しています。
ダダリオ バラ弦(テーパーコア)
種類が豊富なダダリオのバラ弦を利用すれば、1本ずつ揃えてかつテーパーコア弦を使用するという選択肢を取ることが出来ます。
.50 .70 .95 .125t
という形にできます。エリクサーにない .125t があるのがポイントですね。
個人的にはこれが現時点でベースのドロップCにおける最高のバランスの1つだと思っています。
詳しくは下記の記事で。
まとめ
ベースのドロップCチューニングに最適な弦。
やはり選択肢自体は少ないですが、それでも探せば多少はある、といった感じの結果になりました。
弦の太さやメーカーによって、音もプレイアビリティも変わってくる(特にベースはこの辺がセンシティブ)ので、ドロップCチューニングを検討、採用している方は今回の記事を是非参考にして頂きつつ、自分にとってベストなセットを見つけて頂ければと思います。