iZotope Ozone は Advanced を買うべき3つの理由【Standardとの違い】

iZotope Ozone は AI による自動マスタリングが出来る専用ソフトとしてプロアマ問わず人気の製品です。私は Ozone を買うなら自動機能以外にも利点が沢山ある Advanced 版をオススメしているのですが、今回はその理由と Standard との違いをレビューさせて頂きます。
なお、この記事は Ozone 8 の時代に書いたものですが、現行の Ozone 9 も購入し使用した上で内容を修正しています。
iZotope Ozone とは
AIによる自動マスタリングが出来る、Master Assistant 機能がイケイケの、今をときめくマスタリング用ソフトです。
今どきはアマチュアもプロもみんな使っているイメージ。
実際に私がバンドでレコーディングに参加した時に担当してくれたエンジニアさんも使ってました。
ただの自動ツールではなくてそれくらい高品質ということですね。
グレードが3つあって、廉価版の Elements 、ベーシック版の Standard 、完全版の Advanced というラインナップになりますが、私なら完全に Advanced をおすすめします。
その理由は、Advanced にしかない機能が大変に良いからです。
では何がそんなに良いのか、Elements や Standard との違いも含めて、以下ご紹介していきます。
プラグインが個別で使える
Ozone の内部処理は、組み込まれている複数種類のプラグインによって成っています。
Advanced 版のみ、これらのプラグインを個別でプラグインエフェクトとして DAW に読み込んで使用することが出来ます。
このプラグイン群がめちゃくちゃ高品質で良い感じなんです。
収録プラグインは、EQ、コンプレッサー、エキサイター、マキシマイザー、ステレオイメージャーなど必要そうなものが大体揃っており、マスタリングだけでなく、ミキシングにもガンガン使っていけます。
各プラグイン、マスタリンググレードなだけあって自然で繊細かつ多機能です。
普通に高品質なプラグインエフェクトのバンドルとして成立するしそれでも安い位なのではないかと思うくらい良いですよ。
追加されるプラグインが良い
プラグインが個別で使えるだけでなく、 Advanced 限定で搭載されるプラグインもありまして、これらもとても良いんですよ。
Vintage シリーズ的なものと Spectral Shaper というプラグインです。順番に紹介していきます。
Vintageシリーズ
- Vintage EQ
- Vintage Compressor
- Vintage Limiter
- Vintage Tape
の4種類入ってます。
(Vintageシリーズというのは私が勝手にそう呼んでいるだけですのであしからず)
名前から想像がつく通りアナログエミュレート系のプラグインですが、さすがは Ozone、というか iZotope 製品の最上位グレードのクオリティで、どれも非常に上品で高品質。
特に Vintage Tape は個人的にもめちゃめちゃ好きでよく使います。
質感もいろいろ選べるし、他のテープエミュとは一線を画す簡素でスタイリッシュな UI が逆にイケてます。
このシリーズは結構思い切って音を作っていくことが出来る反面、というか、特に EQ とコンプはどうしてもそういう使い方になってくると思います。
リミッターもマスターというよりはバス用に感じますし、もうミキシング用プラグインといって良さそうな趣。
そのためこの部分に関してはマスタリングソフトか?という気もしますが、プラグインを個別で読めるからミキシングにもガンガン使ってね、という iZotope からのメッセージにも感じられますね。(勝手なイメージですが)
某アナログ系大好きメーカーのプラグインより全然良いんじゃないでしょうかね。あちらもよく使いますけどね。
Spectral Shaper
これはざっくり言うとディエッサー系のプラグインですが、Advanced の、というか Ozone というマスタリングソフトの目玉の一つと言って良い系のやつだと思います。
音圧を上げることによって変に持ち上がったり汚く感じるようになってしまうような部分を精密に調整することが出来ます。
この辺は素人にはちょっと難しい領域ではありますが、プロユースに耐えうる所以であるように感じます。
素人の私だと、使いこなすのにちょっと苦戦していたりします。
Tonal Balance Control
こちらも Advanced のみについている機能ですが、この Tonal Balance Control 、率直にかなりヤバイです。
これも Advanced の目玉の一つでしょうね。
こんな感じで、曲全体の帯域バランスが手に取るようにわかります。
画像の、川の部分がリファレンス曲、線の部分が自分の曲です。超わかりやすいですよね。
これを見ながら詰めていけば破綻することはまずないだろうし、簡単に参考曲に近いバランスに仕上げることが出来るわけですね。
また、Neutron にもこの機能は備わっていて、両方 Advanced 版を買うことで連携出来て、トラック単位の調整をこの画面から行えるようになります。
Ozone と Neutron がセットになったバンドルもありますしね。
まとめ
以上が私なりのレビューになりますが、いかがでしょうか。iZotope Ozone を買うなら Advanced かなりオススメです。マジで妥協せず Advanced を選んだほうが良いです。
今流行りの AI による自動マスタリングに加えてこれだけの機能が揃って、価格もそこまで高くない。実売価格で5万円とちょっとです。
Standard と比較すると値段は倍くらい違うっちゃ違うんですが、自動マスタリングに加えて高品質なエフェクトバンドルが付いてくると考えると、十分以上に元が取れるように思います。
むしろ Advanced のエフェクトバンドルだけで5万円くらい取っても良いのではないかと思えるほど。
しかも結構頻繁にセールをやっているので、実際はもっと安く手に入れることが出来るでしょう。
よって、Ozone を買いたいけどバージョンはどれが良いか迷った際は Advanced を買っとけと、声を高らかにして言いたいと思います。笑
個人的にもマジで買ってよかったと思っています。
商品リンク
Neutron(ミキシング用)とのバンドルはこちら。