【ML Sound Lab】Amped CB4 レビュー【Diezel VH4】
ML Sound Lab から登場したどう見ても Diezel VH4 なアンプシミュレーター、Amped CB4 をレビューしたいと思います。
Amped CB4 とは
ML Sound Lab の執筆時点の最新作、Amped CB4。
プロデューサー Chris Baseford 氏の最も信頼できる、あらゆるジャンルで機能する4チャンネル100wチューブアンプをベースにしたアンプシミュレーターとのことです。
具体的にモデリングしアンプの種類は記載されていませんが、GUI から察するにどっからどう見ても Diezel VH4 ですよね。
Chris Baseford 氏については詳しくはググって頂くとして、Nickelback や Rob Zombie などのプロデューサーとして知られる方です。
筆者個人的には Diezel のアンプシミュレーターという点で、 ML Sound Lab で久しぶりに刺さった商品といった感じです。
Amped CB4 の特徴と使い方
基本的な UI と使い勝手は従来の ML Sound Lab 製品と同様です。
他の有料アンプシミュレーター製品と違ってチューナー機能はありませんが、音作りに関しては一通り完結できるようになっています。
アンプ
メインのアンプビューでアンプの各種設定をします。
アンプについては Diezel VH4 をほぼ踏襲しており、クリーン / クランチ / ハイゲイン / 超ハイゲインの4チャンネル仕様です。独特なつまみの UI も再現されていますね。
各チャンネルごとにプリセットが入っているのでセッティングに詰まったらとりあえずプリセットを試すべし。
エフェクター
画面右上の「PEDALBOARD」タブでエフェクトペダルを設定することが出来ます。
ペダルの種類は上記画像の通り。
初期の ML Sound Lab 製品は GATE / DRIVE / DELAY / REVERB の4種類でしたが、今回は COMPRESSOR / CHORUS も備わっています。 (前作辺りから追加になったようです)
キャビネット
キャビネット部分については、ちゃんとしたキャビネットシミュレーターが搭載されるようになりました(これも前作辺りからのようです)
これまでの ML Sound Lab 製品は、キャビネット部分は IR がいくつか搭載されているのみで細かな音作りは出来ませんでしたが、本製品ではマイクの調整と2系統のミックスが出来るようになっています。
キャビネット4種類、マイク4種類搭載されています。
もちろん従来のように外部 IR を読み込むことも可能です。
Amped CB4 のレビュー
品質に定評のある ML Sound Lab の製品ですので、当然ながら今作も非常に良い音しています。
このデベロッパーの全体的な傾向として、ややブライトでバリッとしたサウンドが特徴ですが、製品によってはそれがあまりハマっていないように感じるものもありました。
しかし今作では、Diezel 由来のドスの利いた重厚さと合わさって非常に良いバランスになっていると感じます。
重厚で高密度なんだけど微妙に粒の粗いあの感じもよく再現されていると思います。
Brainworx と比べてみた
ところで Deizel VH4 のアンプシミュレーターといえば、競合に Plugin Alliance から出ている Brainworx 製のものがあります。
こちらですね。
これと同じ IR を挿して比べてみました。
Brainworx の方が上品で粘りのあるサウンドで、Amped CB4 はよりブライトかつ硬めでガッツのあるサウンドといった印象でした。
どちらもしっかり重厚で気持ちの良いサウンドなのに変わりはありませんが、この辺りの好みで選ぶと良いかもですね。
個人的には Brainworx の方が好みでしたが、多数決を取ると Amped CB4 の方が好きな人が多そうな気がします。あとプリセットは Amped CB4 の方が使いやすいかな?という気も。
さいごに
ML Sound Lab Amped CB4 を紹介させていただきました。
ML Sound Lab のアンプシミュレーターは無料でデモ使用が出来るので、気になる方はぜひ試してみてください。
(逆に1回デモらないと購入出来ません。笑)
今回は以上となります。