Wavesのプラグインが現在もおすすめ出来る理由とは?
Waves のプラグインエフェクトってもう古くて使えないといった意見を見かけることがありますが、そんなことはないですよ。今回は、私が Waves 製品を今でもオススメ出来ると考える理由を紹介します。
扱いやすく、定番
Waves のプラグイン製品は、時代を風靡したであろう大定番プラグインが目白押しです。
そのため、今ではスタンダードとなった基本的な機能を抑えたような、扱いやすいプラグインが多く存在しています。
デジタル EQ の先駆けとなった Q10 や、特に初心者でも扱いやすい Reneissance シリーズなどなど。
古いプラグインの中には最近になって UI が刷新されて見やすくなっているものあり、進化もしています。
Waves のプラグインバンドルを買っておけばミキシングに必要なエフェクトとその使い方を一通り習得することが出来ると思います。
それだけでなく、OneKnob シリーズのような簡単操作系のプラグインも充実しており、よくわかってなくてもいい感じになったり、クリエイターにとっては時短にもなる便利プラグインが多かったり、はたまた時々謎の飛び道具系プラグインもあったりして、飽きさせないですね。
CPU負荷が軽い
Wavesのプラグイン製品は基本的に一昔前のプラグインが多いです。
プラグインを動かすPC側も日々進歩していますが、つまり昔ほど平均的なPCのスペックも低かったわけです。
そういったPCスペックが貧弱だった時代に動くように作られた製品はつまり、今の基準で考えるとCPUパワーの消費が少なく動作するということになります。
Studio One のパフォーマンスモニターなどを見ると一目瞭然ですが、殆どの Waves プラグインは、CPUパワーを限りなく消費しません。
よって、PCへの負荷を殆ど気にすることなくガンガン挿していけます。(※例外も勿論ありますが)
プラグインエフェクトも新しい製品ほど高性能高音質ではありますが、その分 CPU 負荷も上がる傾向にあるので、逆に軽量であることは使い勝手の面でも強みになる部分です。
音が悪いわけではない
一昔前のプラグインが多いので、最新の高性能なものに比べると相対的に音が悪く感じる時もあるかもしれません。
しかし、Waves のプラグイン製品の多くはかつてのプロクオリティであり、決して使用に耐え得ないレベルの製品ではありません。
一昔前…特に2000年代は Waves が多く使われていたのではないかと思いますが、その時代の音楽だって、今でも素晴らしいものが沢山あるでしょう?
例えば私が影響を受けてきた2000年代のニュースクールハードコアやメタルコアの音なんかが完全にそれです。
敢えて Waves 製品を多用することでこのような2000年代の作品に質感を近づけることが出来るのではないかとさえ思います。
音の傾向は存在する
また、殆どの Waves プラグインには音の傾向みたいなものがあります。
いわゆるWavesの音ってやつですね。
どんな感じかというと私の印象では、少しザラついた強めの音、っていう感じですかね。
私の場合この感じが欲しくて敢えて使う場合もあったりします。
少なくともバンド系やダンス系の音楽には基本的に相性が良い方向性なので、多くの人が避ける理由があまり無いようにも感じます。
それから、初心者のうちはこの辺の領域まではそんなに気にしなくても良いとは思います。微妙な違いといえば微妙な違いなので。
必要な機能が揃ったバンドル
Waves プラグインはバンドルで買うのが良いと思います。
必要なものがバランスよく揃っていて、「これを買っておけばとりあえずOK」となりやすいです。
プラグインエフェクトが必要だけど何を買えば良いか分からないという時は Waves のバンドルを買っておけばまず間違いないと思います。
代表的なバンドルとしては価格の安い順に、
- Gold
- Platinum
- Diamond
などがあります。(商品情報はページ下部にあります)
Platinumあたりを買っておけばミキシングで困ることはほぼ無いと思いますし、安価なGoldから買って、必要に応じて徐々にアップグレードしていくのも手です(アップグレード割引が適用になります)
また、バンドル製品は下述のように安価で入手が可能になってきています。
安価で入手可能
他社から最新の高性能なプラグインのリリースが相次いでいることで、前時代の商品の相対的な価値が下がってきていることは Waves 自身も自覚はしているのでしょう。
(※あくまで相対的な価値です)
そのためか近年は、「定価とは…?」と感じてしまうような価格暴落セールを頻発していて、特にバンドル製品を中心に以前よりもかなり安価で入手することが可能になっています。
80~90%OFFとか余裕です。
(※かつてのプロクオリティ製品なだけあり、定価は結構高額だったりします。)
例えば、私がDTMを始めて、Waves Gold バンドルを購入した時は、セールで4万円くらいで購入してヤッターとなっていたのですが、執筆時点では1万程度で手に入ります。
もうビジネスとして必要な分は売り切っていて元はとっているので安価でバラ撒けるという見方も出来ますね。笑
まとめ
かつてのプロクオリティ製品が、時の流れと共に誰でも入手可能になる、というのは、まさに時代の賜物ではないでしょうか。
迷ったらとりあえずこれを買っておけば大丈夫、的なバンドル製品は、我々素人にはとても価値のあるものだと思います.
もちろん他社から、新しくより高品質な製品も沢山出てはいますが、まだまだ Waves も現役でガンガン使っていけるのは間違いないです。
私はWaves及びその製品をこれからも支持します。