SoundToys Little Radiator レビュー【真空管マイクプリアンプ】

こんにちは。Lostmortal@DTMブログ (@lostmortalmusic) です。

品質に定評のあるデベロッパー SoundToys から60年代の真空管マイクプリアンプをエミュレートしたプラグイン「Little Radiator」の紹介です。結論から言うと、手軽にウォーム感が得られる優良プラグインですよ。

SoundToys Little Radiator とは

Little Radiator は、マニアな DTMer にはお馴染み?の高品位デベロッパー、 SoundToys 社から出ているプリアンププラグインです。

上位機種の Radiator の簡易版的な製品なのかなと思っていたのですが、モデリングしている機材も若干違うみたいで兄弟製品ではあるものの別物と思って良さそうな感じです。

そんな Little Radiator のエミュレート元ですが、Altec 1566A という60年代の真空管プリアンプとのことです。

兄貴の Radiator は 1567A チューブミキサーという関連機種ですが、マイクプリアンプである 1566A とは通したときの音質変化の性質が異なるということでうまく差別化出来ている感じでしょうね。

以下公式に掲載されている 1566A のイメージですが、うん、カッケエっすね。

要するに要するところ、例によって私が大好きな、通すと音が良くなるプラグインですね。セールになっているのを見て、もはや思考停止気味に即購入しましたとさ。。

商品はこちら。

SoundToys Little Radiator

手軽にウォーム感が得られる

Little Radiator が出来ることは凄くシンプルです。「HEAT」でインプットを突っ込んで、「MIX」で Dry/Wet を調整。お好みでノイズと BIAS を付加してアナログな汚し感を強く出来ます。

最近のプラグインによくある現代的な便利機能なども特に無くてこれだけです。音量調整くらいは出来ると助かるんですが、それも無しで昔ながらの漢仕様です。

で、その音はさすが真空管プリアンプのエミュレートといった感じです。

こいつを通すと中低域がザラっとしつつ豊かになってきて、重心が下がりつつまとまりがよくなってきます。

この中低域のまとまりが良くなってくるような感じは、下手したら最新のオート EQ なんかを通すよりもむしろ有意義だったりするような気もしますよ。

マイクプリアンプということで音に存在感や自然な押し出し感も出てきますね。ハイファイな感じとは真逆の方向性ですがこれは結構良い感じです。

いわゆる「アナログ感」といわれるようなザラつきつつウォームな感じが、Little Radiator を通すだけで手軽に得られます。

また「HEAT」は回すと結構ガッツリと歪むのでファズのようなエフェクターとしても使えます。丸腰の DAW では表現が難しいレトロな歪みが得られますね。

オーソライズが…

通すと音が良くなるプラグインとしてはかなりいい感じの Little Radiator ですが、ちょっと気になる点もありました。

オーソライズがメッチャ面倒くさい!

これは Little Radiator というか SoundToys 製品全般に言えることだと思いますが、iLok 認証とかも絡んできて結構分かりにくい。

入力する項目を間違えていたことに気づかずに2日くらい詰まり、iLok との連携ができなくて更に1日ほど詰まり。。

一応 PluginBoutiqueの商品ページにやり方が書いてはあるんですが、ページを見ても分かる通りそもそも手順が多いし、よく詰まるし、、とにかく一筋縄ではいかず使えるようになるまでに気力をだいぶ持っていかれました。笑

まとめ

SoundToys Little Radiator を紹介させて頂きました。

オーソライズが面倒くさかったですが、アナログ臭の強烈なウォーム感が手軽に得られて、プラグインとしてはとても良い感じでした。

適用すると結構音量が持ち上がるので、調整用のアウトプットゲインくらいは欲しかった気はしますが、出来ることもアナログチックなシンプルなプラグインで余計な事をしない感じは逆に好感が持てたりもします。

セールで結構ガッツリと値段が下がりやすい印象のプラグインでもあるので、アナログ感・ウォーム感が欲しい方はセールを狙って購入を検討してみてはいかがでしょうか。

商品情報

SoundToys Little Radiator

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