DTMデスク、迷ったらパソコンデスクでOKです【安いし、設置もしやすい】
PCと機材周りを設置する DTM 用のデスクってどうしていますか?決定的な選択肢があまりないですが、筆者的には意外とパソコンデスクがおすすめなので、機材周りの設置例と合わせてその理由を紹介させて頂きます。
DTMデスクの選択肢って難しい
突然ですが、DTMer の DTM デスクを公開する企画って盛り上がりますよね。
自室の家具をうまくアレンジして独自にデスク周りを構築している方も多く、皆思い思いの形で、手探りで辿り着いた境地の見せ合いが面白いですよね。
ただそれって裏を返せば、定番的な DTM デスクの選択肢がないということ。
これから DTM デスクを買いたい人にとっては購入の選択肢って常に難しい状態ではないでしょうか。
かくいう私自身も散々迷ったのですが、結論としては、プロのエンジニアの領域にでも突っ込まない限りは、案外普通のパソコンデスクで十分なのではないかと思っています。
パソコンデスクとは
パソコンデスクとは、まあその名の通りですが、PC(主にデスクトップ)や周辺機器を設置することを前提に使いやすいように設計された専用のデスクです。
ひとくちにパソコンデスクと言っても色々なものがありますが、今回紹介するのは下記のようなタイプです。というかコレです↓
キーボード用の引き出しテーブルと、上棚、中棚(下棚)があるタイプのものです。
余談ですが、私にとっては、いわゆる「パソコンデスク」と言うと完全にこの形のイメージです。
固有の名前があるのかは分かりませんが…ここでは便宜的に「ラック型」とします。
パソコンデスクなら周辺機器をまとめて設置できる
パソコンデスクの特徴として、PC 及び PC 周辺機器をまとめて設置ができるように設計されているという点があります。
特に、今回取り上げるラック型のパソコンデスクはその特徴が顕著というか、非常に効率良く PC 周辺機器を設置できます。
具体的には、1つのデスクに物を設置するスペースが色々と用意されている感じの設計になっているため、色々なものが効率良く置けます。
DTM デスクとして考える際は、この PC 周辺機器の部分を単純に DTM 機材に置き換えて考えれば良いだけなので、設置の考慮が非常に楽なんですよね。
ケーブルの配線などもスッキリ纏められるように設計されていたりするので、この点も DTMer にとってありがたい特徴と言えます。
DTMデスクとしてパソコンデスクを使用した設置例
私自身も、このラックタイプのパソコンデスクを DTM 環境用のデスクとして長らく愛用しています。
私の環境を例として、どのような設置が可能かを紹介していきたいと思います。
モニター周り(メイン天板)
記事サムネイルと同じ写真ですが、モニター周りがこのような感じで効率良く設置できるんです。
メイン天板には PC モニターとモニタースピーカーを。空きスペースに MIDI キーボードや各種コントローラーも設置できます。
この写真の場合は、90cmサイズの天板に、24インチモニター &モニタースピーカーが ADAM A3X (横15cm)でピッタリ収まっています。
下部にキーボード用のスライド天板があるので、私は PC キーボードを置いていますが、ここに MIDI キーボードを置くのもありです。2段式でスペース効率がとても良いです。スタジオに置いてあるようなデスクもここが2段になっていることが多いですよね。
中天板・下天板
メイン天板の下の領域です。
私が購入したデスク(商品紹介欄で紹介します)は、メイン天板の下に中天板と下天板で2段の設置エリアを用意することが出来る仕様でしたが、下天板は取り外して、PC 本体を床に置く形としています。これは PC 本体の高さの都合です。
中天板には、左から、USB ハブ、オーディオインターフェース、電源モジュールを設置しています。オーディオインターフェースの上にマイクプリアンプを置いたりなど、まだもう少し機材が設置出来そうです。
ここにこれらを置けるのが非常に便利です。これらが設置できる場所があるかどうかが DTM デスクとして使えるか否かの重要なポイントになってくるのかなと思っています。
また、奥にケーブルを纏めておける段があります。私の場合、色々設置しつつもケーブル類がこの程度のカオスっぷり(^^;)で済んでいるのはこのスペースがあるおかげですね。まだ改善の余地はありますが…。
全てのラック型パソコンデスクに中天板が備わっているかは分かりませんが、絶対にあるものを選ぶべきだと思います。
上天板
モニターの上の領域にも物を置けるスペースがあるのがまた便利なんです。
私の場合は薬箱置き場&普段から接続しているわけではない機材の置き場と化していますが…ここにアウトボードなどを置いたり、本棚にしたりといったことが出来ます。
DTM用におすすめのパソコンデスク
ということで、ラックタイプのパソコンデスクが DTM 用途にも便利だということを紹介しました。
ただ、このタイプのデスクにも色々な商品があるのではないかと思います。具体的にどれを買ったら良いのかはまた迷う所ですよね。
個人的には、設置例に書いた通りではあるのですが、横幅90cm以上で、中天板付きのものが良いと思います。
具体的に私の知っているものでは、サンワサプライという PC 周辺機器メーカーの商品がこの条件に当てはまります。他にも選択肢はあるかも知れませんが、私が知っているオススメ商品として紹介させていただきます。
かくいう私もこれを使用しており、写真で紹介したものもまさにこれ(90cmタイプ)になります。
90cmと100cmタイプがあり、私の場合、当時住んでいた物件のスペースに合わせて90cmを選んだのですが、特に制限がなければ100cmをどうぞ。
まとめ
悩ましい DTM デスクの選択肢は、とりあえずパソコンデスクで良いのでは?という話でした。
例えばもっと色々な機材を設置してガチで環境構築をしたい場合…となると物足りないかも知れませんが、個人レベルの一般的な(初級~中級くらいのイメージ) DTM 環境であれば、このようなタイプのパソコンデスクで十分ではないでしょうか。
オシャレ感や格好良さなどはないかも知れませんが、コストや実用面でも現実的な選択肢と言えると思いますので、よかったら参考にして頂ければと思います。