ダダリオの NYXL ギター弦を買ったら幸せになれた

D'Addario の NYXL というシリーズのギター弦を試してみました。今までしっくり来る弦があまりなかったのですがこれは好感触だったのでレビューします。

NYXL に行き着くまで

私の楽曲ではドロップA#やドロップBチューニングを採用していますが、しっくり来る弦がなかなかなくて困っていました。

このチューニングでは、6弦 .56のゲージがちょうど良いと感じており、アーニーボールの Not Even Slinky を使用していました。

こちらですね。てか56の弦って地味に選択肢が少ないですよね。

アーニーボールの特徴として、ブライトで気持ちの良い音がするのですが、寿命が非常に短くコーティング弦でさえもすぐ錆びるという欠点があります。

たまにしかギターを弾かない自分にとっては音の良さがあってもこの寿命の短さは困った問題でした。

1回弾いて次触ったら錆びてるみたいな。単価が安くても頻繁に替えないといけないので長い目で見るとコスパも微妙ですし。

他のメーカーは…エリクサーは好きですが6弦用であまり太いセットがないですし、ダダリオの標準的なシリーズは苦手でした。

ということで良いと思える弦になかなか出会えず、沼にハマっていました。。

NYXL に出会ってしまった

高級感のあるパッケージに惹かれて見てみたら、丁度良く求めているゲージセットがあるではありませんか。

それがこのダダリオの NYXL1156 でした。

ゲージは

.11 .14 .19 .32 .44 .56

で、求めている太さにバッチリのセットです。もちろん他のセットもあります。

エリクサー並みに高価格ではありますが、コーティング系ではないながらも耐久性が高いとのことなので購入してみました。

公式曰く次世代のギター弦とのことで、価格も高めなだけに期待値も高まりますが、果たしてその品質やいかに。

NYXL がとても良い

使ってみた感じ、とても良い感じで安心しました。

全体的な傾向としては、ダダリオの通常の弦(EXLシリーズ)を全体的に上質にした感じの方向性です。

そして音にも弾き心地にもクセが少なく、全体的に平均以上の優等生といった感じですね。

耐久性に関しては想像以上に高かったです。エリクサーのコーティング弦と同等かそれ以上には持つかなという印象。

もう2~3ヶ月張りっぱなしですが全然錆びませんし、音の劣化もそこまで感じません。

音の傾向は適度にブライトでパリッとしてます。輪郭が作りやすいと思います。

弾き心地は、ダダリオEXLの方向性ではあるものの、よりしっとりしている感じです。コーティング弦のようなヌルヌルしている感じはなく、この辺りも凄く絶妙な塩梅で気持ち良いです。

また、上記の1156をはじめ、ゲージセットが豊富なのであらゆるニーズに対応できるのも良い点ですね。音的にもオールマイティー型ですし。

12-60とか、さらに重いやつもあって過激なダウンチューニングも対応できてしまいます。

NYXLのデメリット

デメリットは特に見当たらないですね。全体的に良いです。

強いて言うなら価格が高いことでしょうか。貧乏性の自分は楽器屋で見かけると一瞬購入を躊躇する感はなくはない。笑

しかし耐久性が高くてこまめに交換する必要がないので、むしろコストパフォーマンス的には良好と言えるのではないかと思っています。

あとはデメリットと言うほどでもないですが、ゲージセットの豊富さが強みの1つでもあえうと思いつつ、ベースに関してはその限りではないという点でしょうか。ベース用は地味にセットが限られています。

公式を見る限りバラ弦のラインナップもあるようですが売っているところは見たことがないですね…。

まとめ

ダダリオの回し者ではありませんが、使ってみたら全体的にかなり良かったですね。これはオススメ出来ます。

ゲージも、品質も、どちらもバッチリです。ギターに関してはこれ以外の弦を選ぶ理由がもはや見当たらなくなった感すらあります。

今回太い弦を試しましたが、弦自体がオールマイティー型なので、この感じだと他のゲージでも間違いなく良いと思います。恐らく誰が弾いても気持ち良い感じではないかと。

今までダダリオのギター弦って個人的にはあまり馴染まなくてちょっと苦手意識があったのですが、見事にその感覚がぶち壊されました。

NYXL はおすすめです。

商品リンク

今回の記事で使ってみた 11-56 はこちら

基本的な 09-42、10-46 はこちら

ドロップCやBにベストマッチの 10-52, 10-54

7弦用もあります。 標準的な 10-59 と、LowG あたりまで下げられそうな 11-64

8弦用もあります