Amplitubeのアンプモデルの音を比べてみた
Amplitube Custom Shopの試奏サービスって最高ですよね。気になった各アンプモデルの音の比較をしてみました。
はじめに
Amplitube Custom Shopの試奏サービスって最高ですよね。たまに試奏しまくって遊んでます。
今回は、風邪気味でボーカル練習を休んでいるのもあって、タイトル通りなんですが、Amplitube3の気になった各アンプモデルの音の比較をしてみようと思いました。
比べたモデルはこちら。(サムネイルが見切れてしまっているので…)
- Orange Thunderverb 200
- Amplitube Metal Lead T (Mesa Triple Rectifierインスパイア)
- Jet City JCA100H
- Anger German Gain (ENGL Powerballインスパイア)
- British Tube Lead 1 (Marshall JCM800インスパイア)
比較条件
私がハイゲイン屋なのでハイゲインのみです。
- ハイゲインチャンネルのみでシンプルなハードコアを演奏
- 歪みが足りないと感じた場合は、標準でついてくるDiode Overdriveをパラメーターを弄らずに通す
- キャビネット及びマイキングは全て Matched(ヘッドを読むと一緒に読み込まれてくるやつ)を使用
- 音作りは全てドンシャリで、アルペジオのパートのみミドルをブーストし軽くリバーブをかける
こんな感じの条件で、同じ曲をアンプモデルを変えて録音してみました。
ギターは作業のしやすさを考えて Electri6ity のレスポールモデルで打ち込み、ドラムは EZX Metal Machine ベタ打ち、ギター1トラックとドラムのみの曲です。
曲自体は1分くらいでサッと作りました。
アルペジオパートのエフェクト詳細です。
なるべく作りこまず素のまま、と思いまして、リバーブはミックスレベルのみの調整、EQはゲインのみの調整(Bass-5db、Mid+5db)にしています。
アウトプットはクリップしないように少し下げました。これを足しただけっていう自体が手抜きではありますが。。。
ではいってみましょう。
Orange Thunderverb 200
普段はメサキャビと合わせて使ってるOrangeですが、マッチドのPPC412キャビだとまた違った魅力がありますね。
所謂ジューシーなトーンって言われるやつでしょうか。
ただしドンシャリ感もかなり強いですね。ハイゲインのBチャンネルだと高音域の調整しか出来ないんですが、やっぱこいつは後からEQでロー切るべきか。
Metal Lead T (Mesa Boogie Triple Rectifier)
ハイゲイン系の王様と言っても過言ではない Mesa Boogie Triple Rectifier をイメージした Metal Lead T。
(※執筆時点では Amplitube Mesa Boogie がまだ出ていませんでした)
低音の刻みが結構レクチっぽくて、Amplitube やるなーよく出来てるなーと思いました。
正直あまり得意でないイメージだったんですが、こうやって聴き比べると結構いいなーというか、アルペジオのトーンが意外に素直でした。
Jet City JCA100H
どん底からのDTM生活 ~リターンズ~ のYuuki-T 兄貴が BIAS Amp 購入以前によく使っていたのが Jet City。
兄貴は昔から音作りが上手かったので動画を見て気になっていました。
今回はドンシャリでガッツリ歪ませてますが、多分この中では一番素直なアンプだと思います。
中音域に粘りがあって、且つザクザクもしててカラッともしてて、意外とDjentとかにも合いそうです。
German Gain (ENGL Powerball)
実は2013年時点で Amplitube 最強クラスのハイゲインであるこいつ。唯一オーバードライブを足さずに十分歪んでくれました。
やはり本家同様中音域の扱いが難しい、その上本家と似ているかといえば正直微妙ですが、低音の音圧感は本家以上かも!?というかこれはこれで面白い。
あとツマミ大杉で細かいところまではよくわからんです。モデルのアンプがそういう感じだから仕方ないね。
British Tube Lead 1 (Marshall JCM800)
マーシャル800、個人的には全然好きではないんですが、オールド系の定番ということで。無料版で付いてきますしね。
やはりマーシャルならではの、高音域に特徴があり且つザラついたトーンは個人的には扱いづらいです。
あと歪みも全然足りない。これに限らずなんでアンシミュって歪まないんだろう?
さいごに
いかがでしょうか。
今回の比較はかなり限定的な感じではありますが、こうやって比較してみるとやっぱり面白いです。
どのアンプにもそれぞれ特徴があって、どれが良くてどれが悪いとかは一概に言えないですね。
まあ、結局のところは好みでしょうか…!?
あとはミックスした時の感じとかはまた全然違ってくると思うので、その辺も研究してみたいです。