Studio One付属のおすすめプラグイン7選

Studio One の魅力の1つに、標準装備のプラグインエフェクトが充実しているという点があります。今回はその中でも私が良く使うおすすめプラグインをまとめてみました。独断と偏見ですが参考になれば幸いです。

Pro EQ

Studio One といったらなんといってもこの EQ ですよ。

軽量で扱いやすく、キャプチャの通りめちゃくちゃ分かりやすい抜群の視認性。

アナライザーが見やすい EQ としてよく名前の挙がる Waves H-EQ 辺りと比べても引けを取らない分かりやすさなのではないかと思います。(さすがに Pro-Q3 と比べるのはアレですが)

ついつい視覚に頼ってしまうのが玉にキズですが…。

音は典型的なデジタル系 EQ で、素直で冷たくソリッドに効きます。

そういう意味でもとてもコントールしやすいですが、使いやすいからといって多用しまくるとデジタル臭くなってくるのでそこは注意ですね。

Binaural Pan

ステレオイメージャー。ギターとかに使うといい感じです。

使い方は非常にシンプルで、Width を広げるだけ。

0%(モノラル)から 200% まで出来ますが、とりあえず 200% はやりすぎなので(笑)、120% ~ 150% くらいに広げると気持ち良いですね。

この手のまともなプラグインが DAW 標準で付いてくるあたり、 Studio One やるなーと思わされてしまいますね。

今は DeeWider を買ったのでそちらに交代しましたが、それまでは結構お世話になっていました。

Tuner

ギター、ベースのチューナーが付いてくるんですよ、 DAW に。

オーディオインターフェースに直で繋いでそのままチューニング→録音と出来てしまいます。一応 Ampire というアンプシミュレーターもついてますし。

私の場合、 Bias Amp 2 を単体で使う際に重宝しています。

Bias Amp 単体だとチューナーが付いていないのと(Bias FX なら付いてますが)、ストンプのチューナーを通すとなんか音が劣化しそうじゃないですか。

ということでギター、ベースを弾く方には地味にとっても便利なプラグインです。

Chorus

何の変哲もない普通のコーラスですが、意外と手薄になりがちな領域で結構重宝します。

というのも、ド直球なコーラスプラグインって入手する機会あまりなくないですか?

Waves のバンドルだとこれ系は変化球が多いし、敢えて買うとなると多機能だったり凄いやつ買ってやろうってなるじゃないですか(そして買ってない私)

クセがなく本当に普通って感じの音で、私の場合はコーラスエフェクトに強いこだわりがないので逆に最高の選択肢となり得ています。

ギターのストンプ代わりにも全然使っていけます。というかほぼそれ用途ですね。

フランジャーやフェーザーも入っていまして、それらも然りです。

Saturation Knob & RedlightDist

Softube 製のプラグインですが、買うと付いてくるやつです。

その名の通り、歪みを加えるプラグインです。

軽くサチュらせて音を前に出す感じで使うことも可能だし、ガッツリとオーバードライブさせることも出来ます。

さすがにソフツベ製だけあって上品というか綺麗に歪みますね。

歪み系は Presonus 自家製の RedlightDist というものもあり、こちらはわかりやすく派手にディストーションがかかります。

Camel Crusher 無き今(※)、ゴリゴリに加工したい時はこちらですね。

※一応DLリンクはまだ現存してます

Melodyne Essential

これを入れるのは反則と思われるかも知れませんが…付属プラグインであること自体は間違いないかなと思いますので。

Professional(最上位グレード)を買うと付属してきて、標準でシームレスな連動が出来ます。

Melodyne は、Celemony 社のピッチ補正ソフトで、加工目的で使われることの多い Autotune とは違った正統派のピッチ補正ソフトとしての有名どころです。

主にボーカル補正に使われますが、リードギターやベースのチューニングが甘かった時なんかもガンガン直せます(録り直せという話ですが)

DAW と連携して、というかもはや Studio One の一部として使えるのでサクサクっと修正できて、それでクオリティは当然 Melodyne なのでかなり良い感じです。

まとめ

他にも、リバーブ、ディレイ、コンプレッサー類なんかは結構充実していて、ミキシングをするのに十分なセットが揃っています。

メーター、アナライザー類なんかも謎に多いですね。Pro EQ が優秀過ぎて事足りてしまいますが…。

私は使ったことはないですがビットクラッシャーやIR生成プラグイン(!)なんかもあったりして、マニアックな所も押さえています。

しかしこのプラグインエフェクトの充実っぷりに対して音源系はイマイチで、Studio One という DAW がどこにフォーカスしたプロダクトであるかが良くわかりますね。

プラグインエフェクト沼に突撃しなくても、標準で基本的なミキシングが出来るわけなので、その分音源やREC周りに投資できるというのも良い感じかなと思います。

商品情報

他のDAWからの乗り換え用にクロスグレードもあります。

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