防音室、防音ブースを購入する際の選択肢まとめ
自宅の壁を防音する方法については以前ご紹介しましたが、施工が難しい場合などは、防音ブースを購入して部屋に設置するという選択肢があります。
部屋を改造せずに防音設備が欲しいなら
部屋に施工をするという選択肢をなくして考えてみたらどうでしょうか。
それで防音を実現するには、部屋の中に防音ブースを設置するという選択肢になると思います。
出来合いの既製品を購入するためDIYに比べてコストは安くないですし、部屋に設置するにあたっての物理的なスペースの問題もありますが、買って設置するだけで自宅でボーカルや楽器のレコーディングが出来るようになるというメリットは大きいですよね。
今回は既製品の防音ブースにどんな選択肢があるかを紹介していきたいと思います。
だんぼっち
格安の防音ブースといえば、だんぼっちです。
その名の通りダンボール製なので湿気に弱いというデメリットはありますが、相場から圧倒的に低価格なのは魅力です。
ただ、防音性能はマンションの壁1枚相当とのことでそこまで高くないので、だんぼっちの中に更に吸音材を貼るなどの工夫は必要になってくると思います。
大きさがいくつか展開されていて用途に合わせて選べるのも良い感じです。
基本のサイズはデスク1個分、座って入る感じです。
立って入れるやつはだんぼっちトール。
更に動き回れるのがだんぼっちグランデとなっています。
だんぼっち専用の吸音材も販売されています。
VERY-Q(ベリーク)
宮地楽器が出している防音ブースのシリーズが VERY-Q です。
吸音パネルを組み合わせてブースが作れるキットというような感じです。マジックテープで止めていく感じで組み立てができるので、組み立てはだんぼっちよりも楽そうですね。
楽器屋が作っているので安心感があります。見た目もかっこいいですね。
お値段は床面のない簡易ブースタイプで約15万円ほど。
フルタイプだと25万ほどですね。安くはないがちゃんと仕事してれば買えなくはないくらい。
ライトルーム
Adobeの写真編集アプリとは無関係ですが、 InfistDesign 社のライトルームという商品があります。
テントのような感じの組み立て式の防音ブースになります。
簡易吸音ルームという扱いで防音性能はそこまで高くないようですが(だんぼっちより少し良いくらいだと思います)インテリアとしても面白い形をしていますよね。縦方向が長方形でないので部屋のカドにピシッと置くことは出来なそうですが。
買うなら、ライトルームプラスという防音性能高めのもののほうが良さそうです。
お値段もだんぼっちより少し高いくらいなので検討の余地は全然あると思います。
サイズ展開はS,L,LLの3種類ありますが、見た感じそこまで劇的な差ではなさそう。一応LLは2人用とのことなので、1人用なら基本Lで、部屋が狭ければS、という感じで良いと思います。
Sサイズ
Lサイズ
LLサイズだと少しお値段も張ってきますね。
YAMAHA アビテックス
ガチなやつならYAMHAのアビテックスでしょう。
車一台くらい買えてしまうお値段なのでなかなか手が出しにくいですが、設備としては最強クラスです。
ヤマハ音楽教室や楽器屋にブースがある場合もこれであることが多いのではないでしょうか。
そもそも賃貸で設置できるのかから謎ですが…お金に余裕がある方はぜひ検討してみてください。
まとめ
個人的な話になりますが、DIYで作った防音部屋には現在住んでいません。
そこでブースが欲しいなーと思って調べた結果をメモがてら共有させていただいた感じでした。
自分の印象値としては、VERY-Q が気になりますねー。安くはないけど組み立ても簡単そうだし見た目も良い感じ。
買ったらまたレビューします。
DIYで壁を防音するなら
私が実際にやってみた経験を元に、自宅の部屋を防音する際のやり方をご紹介しています。合わせて参考にして頂ければと思います。