ドロップDに最適なベース弦みつけた【Fender 8250M】
Fenderのベース弦に、045、065、085、110TWというドロップDチューニングなどにぴったりなゲージの商品がありまして現在愛用していますので紹介します。
Fender 8250M
ということで今回紹介するのは、Fender 8250M というベース弦です。
Fender製のロングスケール用ベース弦で、Nickel Plated Steelのラウンドワウンド仕様となっている一般的なベース弦ですが、特徴的なのがゲージです。
045、065、085、110TW
一般的なミディアムゲージは 045、065、085、105 などが多いと思いますが、本製品は4弦だけやや太い 110 かつテーパーコアになっています。
これによって例えば4弦だけチューニングを下げるドロップDチューニングなんかにぴったりだなと思います。
使ってみた
早速8250Mをフェンジャパのプレベに張って使ってみました。チューニングは勿論ドロップD。
写真の通り、4弦がテーパーしている(ブリッジと当たる領域が細くなっている)のがわかると思います。これがテーパーコア弦の特徴になります。
一般的なミディアムゲージと比べて1~3弦は全く同じですが、4弦がわずかでも太くなっていることの恩恵は感じられました。
ドロップチューニングでは4弦だけチューニングを下げるわけなので、当然4弦だけダルンダルンになってしまうものですが、弦に太さがあるとその感じは多少マシになります。一方で太くしすぎると3弦との音質差が激しくなってしまうのですが、通常より0.5だけ太いこの感じは悪くないですね。
やはりダルンダルン寄りではありますが105と比べると多少マシです。3弦との音質差については105とあまり変わらず良い感じです。ここはテーパーコアの恩恵もありそうですね(テーパーコアだとややブライト寄りあるいは倍音多めになると言われています)。個人的には結構ちょうど良い塩梅に感じました。
フェンダーの弦ってどうなの?
ベース弦といえばダダリオあたりがスタンダードで、フェンダーの弦ってあまり聞かないなと思っていました。私の知識がないだけかもしれませんが、ついでにフェンダー弦自体の感想を。
結論から言うと、良い意味で特徴がないベーシックな音、普通に良い音、という印象です。
かつ、張りたてのギラギラ感が少なくて、張ってからの音質変化がマイルドに感じます。死んできたときも同様に劇的に劣化するような感じではないですね。
余計な特徴付けがなく、音質変化も安定しているので、結構扱いやすいと思います。
まとめ
ベースでドロップチューニングをするのはデメリットの方が多かったりするのですが、本製品のような弦セットがあると助かります。
テーパーコアについては 110 くらいだと恩恵が限定的な気もしますが、それでも4弦以降がテーパーという形がスタンダート化してくれても良いなと思います。
そしてフェンダーのベース弦というモノ自体が結構良いです。一般的なゲージの製品もあるので今日がある方は是非試してみてください。