Amplitube Mesa/Boogie レビュー【Amplitube最高傑作!?】

こんにちは。Lostmortal@DTMブログ (@lostmortalmusic) です。

Amplitube シリーズから Mesa/Boogie の公式モデリングのアンプシミュレーターが出ています。シリーズの中でもオススメできる商品なのでレビューさせていただきます。

Amplitube Mesa/Boogie とは

アンプシミュレーターソフトの大御所、IK Multimedia の Amplitube シリーズの拡張パックとして、Amplitube Mesa/Boogie が販売されています。

アメリカのアンプメーカー Mesa/Boogie の公式モデリングアンプが5種類と、それに対応するキャビネットシミュレーターが収録されたパッケージ商品になります。

Mesa/Boogie というと、Rectifier をイメージしたと思われるモデルはアンプシミュレーター界隈ではよく見かけますが、公式って意外と他にないですよね。

(※Amplitube にも「Metal Tube Lead」という Rectifier インスパイアモデルが最初期から存在しています)

また、アンプシミュレーター界では珍しい Mark シリーズも収録されていたりと、Mesa/Boogie 好きにとってはグッとくる商品になっていると思います。

Amplitube シリーズは Custom Shop 機能のおかげで拡張パックだけを買っても使えるのが良いですよね。もちろん単体購入もできます。

Amplitube Mesa/Boogie の収録モデル

Amplitube Mesa/Boogie に収録されているアンプは以下5種類と、それに対応するキャビネットになります。

Mark V があれば尚良かったかなとも思いますが、Mesa 好きにはたまらないラインナップではないでしょうか。

アンプヘッド

  • Mark III™ Combo
  • Mark IV™ Combo
  • Dual Rectifier® Head
  • Triple Rectifier® Head
  • TransAtlantic® TA-30 Combo

キャビネット

  • 1×12″ Mark III™ Combo
  • 1×12″ Mark IV™ Combo
  • 2×12″ Rectifier® Horizontal
  • 4×12″ Recto® Traditional Slant
  • 2×12″ TransAtlantic® TA-30 Combo

バックパネルを搭載

今回、TA-30 以外の収録モデルについてはアンプの後ろ側、バックパネルの画面が搭載されています。

ここでは真空管を換えたり、アンプごとに各種調整項目を弄って質感の微調整が出来るようになっています。

なにげにこの機能は Amplitube シリーズでは初搭載ではないでしょうか。モデリング技術の進化が伺えますし、機材好きとしてはテンションが上がるポイントでもあります。

Amplitube Mesa/Boogie 各モデルのレビュー

ここからは収録されている各モデルについて紹介していきたいと思います。

Mark III

Mesa/Boogie の原点といえるのが Mark シリーズです。

下記に紹介する Rectifier とも違い、ミドルにパンチがあるアメリカンサウンドという印象です。Mark シリーズは元々は Fender アンプの改造がルーツだそうで、Marshall 等とのブリティッシュ系とは性格が異なりますね。

意外と歪むのでメタルにも使えますが、オールドなロックに非常に合いそうな音ですねー。

Mark IV

Mark III の次の世代の Mark シリーズが Mark IV ですね。チャンネルが増えていますが、使い方が難しい…。

音は Mark III の方向性を継承しつつ、よりリッチで万能型になっている印象です。歪みはよりガツッとしているし、クリーンも綺麗ですね。

個人的には Mark シリーズって実機も触ったこがないしほとんど縁のないアンプだったのですが、特にこの Mark IV は使おうと思えばかなり使い込んでいけそうなアンプだなという印象を持ちました。

Dual Rectifier

Mesa/Boogie のもう一つのフラッグシップモデル、Rectifier 通称レクチのデュアルヘッドモデルです。一般的によく見かけるレクチはこのデュアルであることが多い気がします。

Rectifier といえば、90年代に一斉を風靡したモダンハイゲインアンプの王様という感じのアンプですが、そんな Rectifier っぽい質感がしっかり再現されています…!

ややドンシャリ気味で、グッと突き刺さるような強烈な重低音が伸びやかに唸ってくる感じは、まさにレクチの音です。

マッチドの4×12キャビはやや籠もり気味ではあるものの、こちらも質感の再現度はかなり高いです。

Triple Rectifier

Rectifier の3チャンネル使えるトリプルヘッドモデルです。上記の Dual Rectifier に次いでレクチの中でもよく見かける印象のアンプです。

当然ながら基本的な音色は Dual Rectifier と一緒ですが、こちらの方が Dual Rectifier よりもヘッドルームが広い感じがして、リッチ感というか、音場が広い感じがします。

Dual と Triple のどちらが良いかは完全に好みの問題になってくると思います。個人的にはこちらのほうが好きですが、オケに混ぜるとほぼ違いは分からないかな。

TA-30

個人的にこのアンプは知らなかったのですが、Mesa/Boogie の中でもちょっと毛色が違うアンプですね。

メサっぽさもあるんですけど、ややブリティッシュ系の色が感じられるようなカラッとした質感も持っている感じの印象です。

歪ませることは出来ますがガツンとくるハイゲイン系ではないですね。メタル以外なら使いやすそうな気はします。クリーンも結構綺麗です。

Amplitube Mesa/Boogie の所感まとめ

元々 Amplitube に収録されていた Rectifier インスパイアモデルの Metal Tube Lead は正直あまり良くなかったです。なんか薄くてガツッとこない印象でした。

しかし、Mesa/Boogie 公式モデリングになってからはかなり進化していると感じました。

個人的に馴染みが深いアンプは Rectifier なんですけれども、ちゃんとレクチの音が鳴っていてびっくりですよ。やりおる!みたいな。笑

Amplitube シリーズ全体の中でも、Mesa/Boogie シリーズはかなり質感が高い方かなと思いました。少なくとも自分が持っている Amplitube アンプモデルの中ではこれが一番リアルな音がする感じがします。

一方、質感の再現度はかなり高いのですが、キャビネットシミュレーターに関しては全体的にちょっと籠もり気味というか暗めな感じが強いので、他のキャビネットモデルや IR を使っても良いかも知れません。

ハードコア系なんかで定番の Rectifier x Orange PPC412 という組み合わせも Amplitube 内で出来るので最高ですね。

総括すると、Amplitube の中でもモデリングの精度がかなり健闘しているため、おすすめできるシリーズだと思います。

個人的な所感では Amplitube シリーズの中でも最高傑作クラスにクオリティが高いと感じました。

Mesa/Boogie サウンドが好きな方は是非試してみてください。

商品情報

▼基本パッケージはこちら

IK Multimedia Amplitube 4

▼こちらは Mesa/Boogie を含む全部入りです