【ソフト音源】UeberschallとElastik Playerの良さを語る
Ueberschall 社のソフト音源と専用の Elastik プレイヤーを使って曲を作ってみたら、使いやすくて非常に良かったです。あまり紹介されている所も見かけないので、Ueberschall と Elastik の良さを語りたいと思います。
Ueberschall とは
1987年創業、オーディオループとサウンドエフェクトを提供する老舗のサウンドデザインメーカーです。
読みは「ユーベルシャール」だと思います。
ビルボードチャートを賑わすヒット曲を支える影の立役者とのことですが、DTM界隈ではループ素材を駆使したソフト音源で知られているかと思います。
やや地味な存在だと思っていましたが調べたら結構凄そうなデベロッパーでした^^;
Elastik とは
Elastik は、Ueberschall が自社のループ音源を扱うために提供しているサウンドエンジン/フォーマット/サンプラーソフトです。現行で3代目。
Elastik Player を VST Instrument として読み込み、その中で Ueberschall 製音源のエディットができます。
上記画像の通りサンプルを視覚的に表示する LoopEye が特徴的ですね。他にない UI です。
Ueberschall 製品の特徴
現在 Ueberschall の製品は、Elastik Player 対応の、ループ素材をベースとしたソフト音源で統一されています。
公式サイトを見て頂ければ分かりますが、製品ラインナップはジャンルや楽器など特定のテーマごとに1つの商品という形態です。Elastik Player 内で違う商品のループを組み合わせて使うことも可能になっています。
音源の特徴としては、各テーマごとに特徴を抑えつつも過度に主張をすることもなく、音源制作の素材として使いやすい仕上げになっていると思います。
公式で各音源のデモが聴けてどれも結構ガシッとしていますが、バラすとサンプル単体では結構曲馴染みが良いです。さすが用途に最適化されている感じです。
Elastik が優秀
Elastik Player を広げて表示するとこんな感じです。
画面左のブラウザで購入した音源のサンプルを探し、キーボードにアサインしていきます。キーボードはMIDIキーボードや DAW のピアノロールに連動していますし、DAW のミキサーにパラアウトも可能です。
そしてアサインした各サンプルは、画面右の LoopEye ビューを使って柔軟にエディットが可能です。テンポやピッチはもちろんフィルターを掛けたり ADSR なども調整できてかなり便利ですね。
この Elastik Player、かなり使いやすいですよ。ゴリゴリにエディットしても音質劣化も気にならないですし。
この手のサンプルベースの音源って Kontakt に対応したものが殆どだと思いますが、個人的には Kontakt よりも断然こちらの方が使いやすいですね。サードパーティにも提供してほしいくらいです。
Ueberschall 製品の購入について
基本は Ueberschall 公式サイトからの購入になりますが、一部商品は Audio Plugin Deals で取り扱いがあります。
Audio Plugin Deals は Reward を持っていれば安く買える&利用すると Reward が溜まるので、もし気に入った商品が取り扱われている場合は Audio Plugin Deals を利用した方がお得です。
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まとめ
私の知っている界隈ではあまり語られる事のない Ueberschall & Elastik ですが、紹介した通り音源の質も高くプレイヤーも使いやすく、優良製品です。
商品が海外準拠のジャンルやテーマに分かれているので日本のユーザーにはちょっと手が出しにくいのかも知れませんが、海外モノの洗練されたエッセンスを取り入れるのに試してみては如何でしょうか。
そして何より Elastik が最高です。