Shure SE215 レビュー【音楽好きに幅広くおすすめなイヤホン】
外出時に愛用しているイヤホン、Shure SE215をレビューします。街や電車などで使用者を見かけることも多く、イヤホンブームの火付け役ともいわれている同製品。結論としては、音楽好きなら1つ持っておいて損はないですよ。
Shure SE215 とは
外出時からライブ等ののイヤーモニターとしても使える Shure イヤホンシリーズの主幹製品です。
公式の説明だと以下のような感じ。
SE215の迫力あふれるクリアなサウンドなら、 通勤時間は「コンサート」、エクササイズは「新しい音楽の発見」に早変わり。どこにいても、思う存分音楽を満喫できます。 本格リスニングを楽しむなら、SE215で決まりです。
Shure イヤホンシリーズの中では廉価モデルが1つ、上位モデルが価格帯ごとにいくつかあり、本格的な領域への入門モデルという位置づけだと思います。
ちなみに SE215 でもいつくか種類があるみたいですが、今回は2011年から発売されているオリジナル SE215 の話になります。
オリジナル SE215 だと色はクリアと黒があり、どちらも古き良き時代のノスタルジーを感じるデザインで素敵ですが、特にクリアが良いですね。
90年代後半のガジェットやゲーム機が思い出されて、なんか胸熱です。個人的にはゲームボーイカラーとか懐かしい…。
Shure SE215はイヤホンでも音質を犠牲にしない
外出用のイヤホンとして最もよく見かける製品は、スマートフォンに付属しているものやその類似品・周辺機器かと思います。
何とは言わないけど、某白いワイヤレスのやつとかですね。
そういった一般的なグレードのイヤホンだと、分かる人にとっては音質に物足りなさを感じるはずです。
低音がスカスカで聴けたもんじゃなかったり、いわゆる「安っぽい音」ですよね。
そういうのは嫌なので、ある程度しっかり鳴るイヤホンが欲しい。
かとって、上には上があるし、メチャクチャこだわる気もない…という時に、この Shure SE215 は最適な選択肢になり得ます。
Shure SE215は必要な音が必要なだけ鳴ってくれる
イヤモニとして使うことも想定されている同製品。
遮音性が高く、音の傾向は、弱ドンシャリかもしれませんが、比較的フラットでクセがないです。
強いて言うとややハイ落ち気味で、ものによってはシンバル系の音が小さく感じられるときはありますが。
どんなジャンルの音楽でも聴きやすく、鳴っている音像や定位もまあまあ捉えやすいです。
再生する音源の音楽性をちゃんと再現してくれる感じ。一般的な安いイヤホンで足りない部分はしっかり補われていて、意外とこれで聴くと今まで見えていなかった音が見つかったりもします。
高級製品ではないので、特筆するほど素晴らしい音では決してないかも知れませんが、必要な仕事を過不足なく必要なだけやってくれる感じですね。
Shure SE215は着脱性はイマイチだが、ホールド性は抜群
イヤホンを耳に挿して、コードは耳の付け根をグルっと沿う感じに通します。
不器用な私にとっては正直サクッと付け外しが出来る感じではないですが(特に付ける時)、そのぶんホールド性は抜群で、ずれたり落ちたりという事はまずないですね。
この辺はさすがイヤモニにも使える製品といった感じがします。
ちなみにイヤホンの装着方法は公式で動画を出しています。一般ユーザー相手となるとこの辺はやっぱり分かりにくいポイントなのでしょうかね。
Shure SE215の遮音性は高いが、高すぎない
上記のホールド性に加えて遮音性も高いので、割とどんな状況であっても音楽をしっかりと聴きとることが出来ます。
かといって周りの音が一切聞こえなくなるほどの遮音性ではなく、音量を低めにしていれば電車のアナウンスも聞き取ることが出来るくらいな感じです。
この絶妙なバランス感が、日常の外使いで凄く便利だなと感じています。
まとめ
いかがでしょうか。
まとめると、スマホ付属や一般的な安いイヤホンでは物足りないと感じた際に検討する最初の1本として、非常に丁度良いポジションの製品です。
お値段も1万円くらいで、ちょうどそんな感じの価格帯。
クセがなく鳴るべき音がちゃんと鳴ってくれるものというのは、やっぱり良いですよ。ついついヘビーユースしてしまいます。
また、ハイエンドイヤホンの世界への入門としても良いかもしれませんね。
「足りない音」が無い世界の価値を知ることができる最初の一歩というか。
外出時に音楽を聴く音楽好きなら1つ持っておいて損はない製品だと思います。