Marshall MOTIF A.N.C レビュー【Bluetoothイヤホン】

Marshall(マーシャル)のワイヤレスイヤホン、MOTIF A.N.C をレビューします。バンドマンにはお馴染みの Marshall ですが、最近よく見かけるイヤホンはどんな感じなのか、使用した感想を書いていきたいと思います。

MOTIF A.N.C とは

Motif A.N.C は、Marshall から発売されている Bluetooth ワイヤレスイヤホンです。

Marshall というとバンドマンにはお馴染みのギターアンプのイメージが強いですが、本製品は一般層向けのリスニング用イヤホンになります。

現在日本に流通しているマーシャルイヤホンの中では本製品が最上位モデルになるようです。詳しくは後述しますが、下位の商品と視聴比較をしたうえでやはりこれが一番良かったので購入しています。

個人的な印象ですが、最近街で Marshall のイヤホン/ヘッドホンをしている人をよく見かけるように感じますし、同様に飲食店等で Bluetooth スピーカーも見かけます。Marshall がプレイヤーのものだけではなくなってきていますし、街で見かけるとなんかオシャレに感じます。

スペックと特徴

スペックと特徴は以下になります。代理店公式からの引用になります。

  • 形式:ダイナミック型
  • 通信方式:Bluetooth V5.2
  • 対応コーデック:SBC
  • ドライバーサイズ:6mm
  • 連続再生時間:約 4.5 時間(ANC オン) , 約 6 時間(ANC オフ)
  • 充電ケース使用時:約 20 時間(ANC オン) , 約 26 時間(ANC オフ)
  • フル充電時間:約 3 時間(イヤホン), 約 3 時間(充電ケース)
  • 再生周波帯域:20Hz – 20,000Hz
  • 重量:約 4.25g(イヤホン片耳) ,  約 39.5g(充電ケース)
  • インピーダンス:16Ω
  • 防水:IPX5(イヤホン) , IPX4(充電ケース)
  • 感度:106±2 dB @ 1mW(0.126Vrms) 1kHz
  • 付属品:イヤーチップ(S/M/L)、充電ケース、USB Type-C 充電ケーブル(約 22cm)

アクティブノイズキャンセリング
左右 2 つずつ、計 4 つのマイクを搭載。アクティブノイズキャンセリングにより日常生活における不要なノイズを取り除くほか、トランスペアレンシーモード(外音取り込み)により必要な周囲の音だけを取り込むことが可能。

最大約20時間の連続再生とクイックチャージテクノロジー
1 回の充電で最大約 4.5 時間の音楽再生、充電ケースを使用すれば最大約 20 時間の音楽再生が可能(ANC オン)。クイックチャージ機能により約 15 分の充電で約 1 時間の再生ができます。また、ワイヤレス充電により、充電と移動がさらに簡単になります(ワイヤレス充電パッドは含まれていません)

コントロール
シンプルながら、スマートなデザイン。直感的なタッチセンシティブイヤホンにより、音楽や通話をこれまで以上に簡単に操作できます。内蔵のデュアルマイクにより、声がクリアに聞こえます。

快適性
的確な音を再生するには、適切なフィットが重要です。密閉型イヤホンMotif A.N.C.は3つのイヤーチップが付属、最も安全で快適なフィト感を選ぶことができます。

大きなステージを持ち運ぶ
音量とポケットのサイズを小さく必要はありません。頑丈でスリムなデザインにより変わらぬMarshallウンドを提供します。頑丈でIPX5防水のイヤホン本体とIPX4の傷がつきにくいポケットサイズの充電ケースを備えているため、簡単に持ち運んで音楽が楽しめます。

商品写真など

パッケージです。海外製品らしいクールさがあります。

箱を開けたところです。包装に収まった充電ケースが出てきます。テンションが上がる瞬間ですね。

充電ケースを開けるとイヤホン本体が出現します。充電ケースは Marshall のロゴや EST. 1962 の印字に加え、素材が Marshall アンプのそれに近いものになっているのがとても素敵です。

イヤホン本体がこちら。Mロゴが良い感じなのと、下の出っ張りの部分はよく見るとアンプのツマミっぽいあしらいになっていますね。

MOTIF A.N.C を使用した感想

さてここからは実際に使用してみた感想になります。

まずはやはりマーシャルアンプを踏襲したデザインによるメリットが大きいと感じます。絶妙におしゃれな感じもしますし、持ち歩いていてテンションが上がる、積極的に取り出して使いたくなるような、所有欲を満たされる感じがします。

モノを所有する上で、機能も大事ですがこういう部分も大事にしていきたいなと感じさせられた次第です。

そして肝心の音ですが、やはり上位機種だけあって解像度感高めで嫌なところがなくバランスよく鳴ってくれます。

そして何より、バンドマンならわかるであろう、いわゆるマーシャルっぽい音がかなりするのが非常に特徴的に感じます。

高域が強めのキラキラ感、やや鋭くザラついた低音、良い意味で膜が張ったような質感などなど、これは限りなくマーシャルの音だと感じました。

ちなみに下位機種も試しましたが、やはりおすすめは本製品 Motif A.N.C です。下位機種は、悪い意味でマーシャルっぽいような耳に鋭い印象がありました(バンドマンの方はわかるはず)。一方 Motif A.N.C は、下もバランス良く鳴っていて「良いマーシャルの音」に感じます。

デメリットとしては、ある意味面白いですが、何でもマーシャルっぽくなってしまう事でしょうか。私は5150やレクチ系で作られたようなヘヴィ系のバンドサウンドを好んで聴きますが、それらがマーシャルアンプを用いたようなサウンドに変わってしまいます(笑)

※元からかなり色付けがあるため、EQ機能は使わないほうが良いかなと思いました。

結論とまとめ

結論から言うと個人的に MOTIF A.N.C はとても気に入りました。

個人的なリスニング用のイヤホンに対する印象として、ドンシャリ系のものかローミッド辺りを強調してクラブミュージック系が気持ちよく聴こえるようにしたものが多いと感じていますが、そういったものは好みではありませんでした。

MOTIF A.N.C はそのような競合とは一線を画す音作りになっていて、これにしかない魅力があると思います。(厳密には Marshall イヤホンの下位機種がありますが、品質で比べた場合)

また、デザインの良さからくる所有欲を満たされる感じもポイントが高いです。

まとめると、MOTIF A.N.C は以下のような方におすすめの Bluetooth イヤホンだと思います。

  • デザインが気に入った方
  • 低音を強調した音質のイヤホンが苦手な方
  • ナチュラルで綺羅びやかなサウンドが好きな方
  • バンドサウンドをよく聴いたり、マーシャルっぽい音が好きな方

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