Loopcloudが最高なので使い方を紹介【レビュー】

Loopcloudというサンプル素材管理ツールをご紹介します。使ってみたところビックリするくらい便利でサンプルパック使用者にとっては神ツールなでは?と感じた次第です。

Loopcloudとは

Loopmasters がリリースしている、サンプル素材を管理できるクラウドツールです。

Loopmasters で販売されている大量のサンプル素材をクラウド上で一元管理できる上、それらを作曲工程にスムーズに組み込むことが出来るスグレモノツールです。

ダウンロードは以下のバナーから飛んでいただけます。

Loopcloud Music App from Loopmasters.com

Loopmastersとは

では、Loopcloud をリリースしている Loopmasters とは何かと言うと、サンプルパック音源屋さんです。

界隈では特に結構大手のサンプルパック屋さんという印象で、オリジナルを含む取扱商品・品揃えがかなり豊富かつ、セールも頻繁にやっています。

半額以下の結構ゴツいセールも多いので、サンプルパックを利用する人ならお世話になること必至なのではないかと思います。

ちなみに DTM プラグイン全般を扱う通販ショップの Plugin Boutique とは兄弟ショップのような関係で、共同企画や合同セールが開催されていることもあります。

Loopcloudで出来る事

Loopcloud を導入するとできること、すなわちメリットは以下のような感じになります。

購入した素材の一元管理

Loosmasters で購入したサンプルパックは、Loopcloud のライブラリに表示されます。上記の画像がその状態の画面ですね。

アカウント情報に紐付いて購入したものが自動的に表示されるんですよね。クラウドならではの便利な機能です。

いちいちローカルに落とさなくて良いので非常に楽ですし、自分のローカルストレージの節約にもなりますよね。

簡単な加工やミックスもその場でできる

サンプルはその場で再生できるだけではありません。

Loopcloud にはサンプラー的な機能が搭載されていて、その場で素材を加工して再生することが可能です。

BPMやピッチの変更といった曲に組み込む際に便利な処理や、スライスや部分ループ、リバースなどの簡単なエディットも Loopcloud 上で出来てしまいます。

また、それらを複数トラック読み込めるのでその場で簡単なミックスも出来てしまいます。センスのある人なら Loopcloud 上で1曲作れてしまいそう。

そして、後述する DAW との連携によって作曲の本工程とシームレスに融合できるんですね。

DAWとのシームレスな連携

Loopcloud をインストールすると、スタンドアロンの他に、VST インストゥルメント(VSTi)としてもインストールされます。

DAW上で Loopcloud の VSTi を立ち上げると、上記のような画面が出てきます。

一瞬「?」となるのですが、この状態でスタンドアロンの Loopcloud を立ち上げると自動的に連携モードになります。

選択したサンプル素材は上記のキーボードにアサインされて DAW 内で鳴らすことが出来ます。

DAW と一緒に立ち上げると、元の機能はそのままに、Elastik みたいなサンプラーソフト音源として使えてしまうんですね。

アレンジが決まったらダウンロードしてそのまま DAW に貼り付けられます。

この辺りが他の音源管理ツールよりもアドバンテージが大きい部分かなと思います。というか控えめに言って超便利。

新たな素材の購入

Loopcloud 上で、 Loopmasters で販売している素材の購入も出来てしまいます。

しかも所持している素材と同じ方法で詳細に試聴が出来たりするので、明らかに公式サイトや競合サービスよりも便利ですよ。

その場で必要な素材を探しながら購入出来てしまうという、課金をするフェーズまでシームレスに一体化しております。なんというか流石です。笑

サブスクリプションプランあり

Loopcloud はサンプルパックを都度購入する形のフリープランで使うことも出来ますが、サブスク的に使える定額プランが開始されました。

2020年2月現在のプランの選択肢は下記のような感じ。Studio プランを推しているようです。

Points というのは、Loopcloud 内で使えるサンプルパック購入用のポイントです。執筆時点のレートで概ね1ポイント7円強なので、月額で払った額と同じ額のサンプルパックが買える位な感じですね。

ただ、サブスクプランは Loopcloud 内での編集機能がパワーアップされていたりオンラインストレージが使えるようになるというメリットがあるので、そこも含めて推している感じだと思います。

サブスク利用をすると Loopcloud が簡単な DAW っぽくなりますね。

個人的には Loopcloud 自体は気に入っているもののヘビーユースしているわけではないので今のところはフリープランで利用しています。

実質的なデメリットはなし?

デメリットとしては、クラウドサービスなのでネットに繋がっている状態でないと力を発揮できないという点でしょうか。

しかしまあ、DTM 界には他にもネット接続がないとオーソライズが動かないようなプラグイン等もありますし、DTM 環境自体が基本的にネットに繋がっている場合が殆どかと思いますので、あまり気にする点ではないかも知れませんが。

シームレス過ぎることによる課金トラブルを防ぐためでしょうか…(勝手な想像です)。

まとめ

サンプルパックをクラウドで一元管理しつつ、DAW と連携してサンプラーソフト的にも使えてしまうという、なんというかもはや最強の音源管理ソフトなのでは、という感じがします。

ジャンルによっては、DAW と Loopcloud だけで曲が作れますね。

こんな便利なものを作られたらサンプルパック購入は Loopmasters 一択になってしまいますね…。

実際 Loopmasters 側も手応えがあるのか、2018~2019年くらいから、2020年現在も頻繁にアップデートを繰り返しています。(初期は無料ツール色が強かったですがいつの間にかサブスクを露骨に推してくるようにはなりましたね^^;)

サンプルパックを利用する人、興味のある人は是非 Loopcloud を利用すると良いと思います。ただしハマり過ぎ注意です。

ダウンロードはこちらから

ダウンロードは以下のバナーから飛んでいただけます。

Loopcloud Music App from Loopmasters.com