【KORG nanoKEY2 レビュー】MIDIキーボード不要派にもおすすめ

MIDI キーボードをあまり使わない DTMer の方でも、ミニマムなものとして KORG nanoKEY くらいはあると便利です。今回は基本 MIDI キーボード不要派の筆者から、nanoKEY のレビューをしつつその理由を紹介します。

MIDIキーボードの役割とは

そもそも MIDI キーボードって何に使うの?というところからお話ししていきます。

端的にいうと、 MIDI キーボードはソフト音源を鳴らす目的で使用されます。

ソフトのシンセサイザーなどを MIDI キーボードで演奏して録音したり、といった用途に使われます。(※これは MIDI の演奏データが録音されます)

また、鍵盤以外にも色々コントローラーが付いていてオートメーションを弄れたりするものもありますし、良いものだと鍵盤がピアノ並みにリアルでタッチの質感まで繊細に表現してくれるものもあります。

ソフト音源をフィジカルに演奏したい人にとっては絶対に必要なものですね。

不要派は何故不要なのか

ですが、私はほとんど使うことがなく、基本的に MIDI キーボード不要派です。

鍵盤プレイヤーでもないので鍵盤の演奏を録音することはまずないし、打ち込みは100%マウスでやってしまいます。

これには理由があって、私は比較的小さい頃からパソコンに慣れ親しんできた且つ、キーボードや音楽機材のツマミやフェーダーには慣れ親しんでこなかった人間なので、私にとっては普通のマウスが一番使いやすいんですよね。

なので、MIDI キーボードを叩いて音を出す事って殆ど全くと言っていいほど無いんです。

これが不要派である私の意見ですね。

でも、nanoKEYは便利

我が家の KORG nanoKEY2 は、こんな感じでモニターの付け根にちょこんと置かれています。

ヘビーユースしないためスペースを取られると困るんですが、この通り nanoKEY は必要最低限のミニマムな筐体となっているので、あまりスペースを取りません。

なので、あっても困らないというのが1点です。

あっても困らないとは言え、必要ないものなのでは?という点ですが、これが時々必要になるんですよ。笑

どんな時かというと、鍵盤の GUI が存在しないソフトシンセの音色を確認するときです。

超ピンポイントですが…。

有名どころだと Massive がそうですね。この通り、鍵盤がありません。

特にこういうソフトは、プリセットの数が非常に多く、それらの音色をぱっぱと確認するには MIDI キーボードが無いと…死にますね。笑

Lostmortal の曲って、意外にシンセ使うんですよ…。

なので、nanoKEY のような、超ミニマムで最低限の MIDI キーボードが1つあると、作業がとても捗る、というわけです。

KORG nanoKEY2 とは

筐体が必要最低限のミニマム仕様であることはお伝えしましたが、そもそもこれはどんな製品なのでしょうか。

公式の説明から一部引用させていただきます。

薄さとタッチ・フィールを両立したベロシティ対応の25Key

nanoKEY2では、最新のPCキーボードと同様の構造が「薄さ」を、MIDIキーボードの開発で培った技術と経験が心地よい「タッチ」を実現。

ノートPCに最適、スリムな25キー・USB-MIDIキーボード

やはりコンパクトさや持ち運びの利便性を意識している感じでしょうか。軽いですしね。

かつ、MIDI キーボードとして最低限の機能は備えてますよ、という感じでしょう。

「最新のPCキーボードと同様の構造」というのは非常に納得です。打鍵した感じはピアノ系ではなくまんまPC系のキーボードのタッチですね。

お値段も MIDI キーボードとしては最安レベルなので、とりあえずなんかあれば良いという場合にもピッタリではないかと思います。

まとめ

私のように、かなりピンポイントな用途でしか MIDI キーボードを使わない人にとっては、 nanoKEY はとても良い選択肢だと思います。

最近は、nanoKEY Studio という、nanoKEY のコンパクトさを維持しつつキーボード以外のコントローラーも付いた製品が話題になっていますね。

ちょっと KORG Gadget が気になっているので、もし買ったら nanoKEY Studio も買おうかななどと考えています。。

最後ちょっと余談になってしまいましたが、今回のような用途としては nanoKEY がベストな MIDI キーボードです。

商品情報

少し話題にした nanoKEY Studio はこちらの製品ですね。