DOTEC-AUDIO DeeFat で、難しいベースの処理が一発!【レビュー】
DOTEC-AUDIO の DeeFatを購入しました。音を太くするプラグインとのことですが、説明を見る感じエレキベースの処理をに最適なのでは?と思ったので、その観点から所感をまとめました。
サムネは公式より拝借しています🙏
DeeFatとは
安く高品質で、ちょっとヒネリの効いたプラグインをリリースしている DOTEC-AUDIO が誇る、ベース用のコンプレッサー&エンハンサーです。
パラメーターは1つで、コンプレッションをエンハンスをほぼほぼ自動でいい感じに調整してくれるような感じですね。
パラメータは効き具合といった感じですが、MAX突っ込んでも破綻しないよう自動調整がガッツリ入る感じになっているようです。
ひとつのスライダーだけで太いコンプレッションサウンドが得られます。
公式の説明はこれだけですが、Twitterにもう少しわかりやすい説明が。
【DeeFat Tips】コンプレッサーとベースエンハンサーの全てを自動で丁度良く調整できるため、マイクが遠かったり低域が抜けすぎて厚みが足りないボーカル素材にも大変有効です。#DeeTips #DeeFat
— DOTEC-AUDIO (@DotecAudio) 2016年4月17日
下記にはさらに詳しい説明が。
https://www.dtmstation.com/archives/51975483.html
難しいベースの処理が一発
公式では音を太くすることを全面に押し出していますが、上記DTMステーション様の記事を見てもわかる通り、ミキシングでやるような処理を一通りやってくれているような感じです。
これを見てピンときました。
エレキベースの録り音を処理するのに最適なんじゃないかと。
特にいつも苦戦する、量感を整えて抜けさせる処理。これをやるのにピッタリじゃない?と。
そう思ってデモを使用してみたところ、やはり思惑通りでした。
録り音、またはアンプシミュを通した後の音に DeeFat をかけるだけで、録りたての暴れ回るベースがコンプレッション&エンハンスされて使える音になりました。
これだけで、ベースのミキシングが7~8割出来てしまう感じですね。
ちなみに自動でいい感じにミックス処理してくれるツールとしてはNeutronがありますが、あちらは結構派手になるというか、そのトラックで完結させようとするきらいがあるように感じます。
価格もコンセプトも全く異なるので比べるものでもないとは思いますが、少なくともベースの処理においては、DeeFat 推しです。
本来の音を太くする用途としては、スネアに挿すと個人的には気持ちよかったです。
音質はソリッド
音の傾向はかなり派手になるのかと思いきや意外と自然な感じで、質感としてはクリアでソリッドな感じです。
Waves のようなメーカー特有の味付けみたいなものはあまり感じず、やるべき処理を素直にデジタル処理しているような印象を受けました。
音質の変化度合いは凄く派手ですけどねw ここは DOTEC-AUDIO のブランドカラーですね。
まとめ
今回は、DeeFat 一発で、ベースの処理がいい感じになるよ、という話でした。
謳い文句とは少し異なる使い方ですが、結構いけると思います。
勿論プロ基準なら、ことミキシングにおいてはもっと色々細かく追い込んでいくのだろうとは思いますが、私のような独学の素人の場合は、自分で追い込んでもうまくいかないことも多く、こういった自動でいい感じにしてくれるツールはとても有意義に感じます。時短にもなるし。
そしてこれがセール価格も相まって3000円、定価でも5000円というのも驚きです。他のメーカーなら安くても1万円くらいはしそうです。良い買い物しました。
ちなみに、本記事を DOTEC-AUDIO 主催の #MyDeeTips というキャンペーンに出したら、当選してプラグインを頂きました。
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