音楽と仕事、家庭を全部うまくやる方法を考える

SNSのトレンドワードに「家庭・仕事・オタ活の両立」というワードがありました。オタ活の部分は音楽活動に置き換えても一緒と思いますので、今回はこのテーマについて考えてみようと思います。

前提として、自分は何がしたいのか

小手先の「こうしよう」を考える前に、本質的な部分をまず明確にしたほうが良いように思います。

仕事、家庭、音楽(趣味)、etc…

それぞれが相関し合ってライフスタイルが形成されていくと思いますが、その中でも自分はどういう人生を作りたくて、そのために何にコミットして生きていくべきなのか、その辺りは自分の中でしっかり明確にすべきでしょう。

そうすれば、何をすべきか、どうするべきか、迷いにくくなると思います。

逆にここがふわふわしていると、何となく世論に流されたり、何をやっても中途半端になってしまいがちですね。

関わる人や身を置く環境を選ぶ

まわりの理解が大事、というのはよく言われると思いますがこれは本当にその通り。

やりたい方向性が明確にあるにもかかわらず理解のない人や環境と深く関わっていると、意見が衝突してやり難かったり、気づかぬうちに違う方向に引っ張られてしまったりなどして、お互いにとってマイナスになってしまいがちです。

共に過ごすパートナーやつるむ仲間、従事する職場やビジネス相手etc…

全てを理想通りの関係性にするのは不可能ですが、関わるウエイトの高いところほど相互理解が可能な関係性であることを重要視していくべきです。

また実際にうまくやっている人、やろうとしている人と関わることで影響を受けることも出来ると思います。

そのような関係性が築ける人や環境と共に、ライフスタイルを作っていくべきでしょう。

付き合う人を選ぶのは悪か

このような事を書くと、自分都合やメリデメで付き合う人を選ぶのは悪だ、薄情だという意見があるかも知れません。

とはいえ、大人になるとどうしても馴れ合っているだけではどうにもならない事も多いです。やりたいことや価値観が違う相手のほうが寧ろ多いかも知れません。

価値観の違う相手を尊重するにあたってはむしろ、ぶつからない距離感を保つことが大事な場合もあります。

悪意をもって人を選別するのではなくて、其々感謝やリスペクトができる距離感を見定めていくような考え方で周囲との付き合い方を決めていけば良いのではないでしょうか。

何にウエイトを置いて、どう調整するか

上項の、「前提として、自分は何がしたいのか」が定まっていれば、マインド部分は概ね固まっていると思います。

では実際問題、具体的にどう行動に落とし込んでいくのか

両立をしたくても、時間や金銭面の制限やスケジューリングのバッティングなど、何かしら壁は発生するもの。その度に調整が必要になってくるわけですね。

マインドを基に、自分の中での行動や選択の基準、優先順位をあらかじめ定めておくことで迷いや選択ミスを減らすことが出来るのではないでしょうか。

何に投資すべきか、どこに予定を合わせるか、などの選択の基準を自分の中に作りましょう。

時間管理を大切に

やることが増えても時間は限られており、時間が増えることはありません。

なので、タイムマネジメントをしっかり取ることが大切になってきます。

通勤や移動の時間を減らす、無駄な残業をしない、仕事のない日に寝すぎない、音楽活動に充てる時間を日や週単位で決めておく…などなど。

上記は一例ですが、出来る事はいろいろあると思うので、自分のスタンスに合ったタイムマネジメントを習慣化できるよう心がけていくと良いと思います。

言い訳しない・中途半端にしない

両立したいそれぞれのものに対して、言い訳をしないように取り組んでいく事はとても大切です。

色々なあなあになって、両立どころか全部うまく行っていないという事になりかねないですからね。

それで最悪全てを失うとか、人生には色んな落とし穴がありますので…

例えばこんな事ありませんか?

社会人バンドで休日にライブが決まったが、突然会社から招集がかかってドタキャン、みたいな話。本当にやむを得ない場合もありますが、連発するような感じだと仕事を言い訳にバンド活動をなあなあにしているケースかも知れません。

正直よくあるケースだと思うというか、私は結構見てきました。

厳しい事を言いますが、それでも仕事だから仕方ないと考えるのであれば両立は難しいです。各関係者にも迷惑がかかるのでバンドは辞めた方が良いかも知れません。

バンドは1人欠員が出ると止まっちゃいますが、会社は1人が1日欠けるくらいなら大抵の場合何とかなりますし、会社員なら休める制度もあるはずですからね。そこが厳しい環境は両立に向いていない可能性を考えることが出来ます。

逆パターンや他の活動同士がぶつかった時も然り。とにかく言い訳して中途半端にせず、自分がやると決めた各方面に対してキッチリこなすよう尽力する事が大切だと思います。

社畜は厳しい

社畜などといわれるようなブラックな働き方の環境からは離れましょう。

環境がよくない事を周りのせいにすることも出来ますが、結局はその環境に甘んじている自分自身の問題だと考えたほうが良いと思います。

もし劣悪な労働環境に身をおいて他の事が不十分になっていると感じている場合は、働き方や環境を変える努力をしてみても良いかも知れません。

ポジティブな妥協ができるようにする

何かをやろうとすれば別の何かをやる時間が減るのは前述の通り。

例えば、仕事時間が制限される為に収入が上げにくくなるかもしれません。休日全てを家族と過ごすことは難しいかも知れません。

それでも、音楽があるから仕方ないなどとと決してネガティブに捉えるのではなく、他をないがしろにするでもなく、限られたリソースの中で最大限できることをするポジティブなマインドが大切です。

たまに、両立しつつどっちも最高水準みたいな人もいたりしますけれども(大谷選手のような)、恐らく私含めた多くの一般の方は突出した才能や能力は必ずしも持ち合わせていないと思いますので、出来る範囲で頑張る事になると思います。

それでも各々を上手くやっていくためには、良い意味で高望みせずそこそこにやっていけるマインドを持っていると、苦しくないというか、かえって満足感は得やすいのではないかと思います。

事例

私や私の周辺では趣味のバンド活動をこんな感じでやっている方が多いです。

年齢を重ねてもうまく回っているバンドなんかは特に、以下のようなライフサイクルを回しているメンバーが多いと思います。

【例】
平日:仕事
平日夜:スタジオ(ノー残業デーやプレミアムフライデー等を活用)
土曜日:ライブ
日曜日:家族サービス等

スタジオやライブは毎週必ずあるわけではないのでその間に曲を作ったり個人練習したり、他の事に時間を当てることもまだできる感じ。とてもいいライフスタイルかなと思います。

まとめ

マインドや考え方の部分がとても大切になってくるのかなと思います。そして、身につけてそれを習慣化すると。

色々意識していくことはあるかもしれませんが、身についてしまえばそれほど難しいことではない気もします。

私自身も意識的にマインドを磨いていきたいと思います。マインドを磨くためには本を読めとよく言われます。